allier Art adviser KUMI OKUMURA

CONCEPT

美しく暮らしお気に入りのアートを飾り、季節や気分でしつらいを変える。ファッションだけ、グルメだけ、そんなの寂し過ぎます。衣食住、そしてアート、どれも絶対ゆずれません。
“LIFE IS ART”を実践する奥村くみのライフスタイルを通じて、アートのある生活の豊かさをお伝えできればと思います。

PROFILE

奥村 くみ

アートアドバイザー

インテリアデザイン事務所アシスタントを経て、大手住宅メーカーインテリアコーディネーターとして、数多くの個人宅、医院、モデルハウスなど手がける。2004年より現代アートとインテリアの融合をめざしてアートアドバイザーの仕事を立ち上げ現在に至る。

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アートアドバイザー【奥村くみ】のダイアリー。
衣食住、そしてアート。こだわりの日々を綴ります。

ブログ復活宣言!?

インスタグラムの手軽さにかまけてブログをついつい放置してしまいがちな今日この頃。でもイベントやフェアでは多くの方から「ずっとブログを楽しみにしていました」と言っていただくこともあり、やはりここ(ブログ)を大切にしなければな~と時折猛省します。

東京のイベントでお目にかかった優しい笑顔が印象的な素敵女性Y様もそんなお一人でした。アスカーナから私が細々と綴っていたブログを東京で楽しみにしていてくれたなんて伺うと本当に初めてお目にかかった気がしません。特にそこにアートが存在していると知れば会った途端にハグしたくなっちゃいます。

私のブログでイングリット・ヴェーバー作品を知り、お好みにぴったりで購入なさっていたそうなんです。私のブログで見ていなかったらそんなアーティストがいることも知ることはなかったと言っていただき、自分の”好き”にこだわって好みのアートを発信してきて本当によかったと心から思いました。

そんなY様、イベント時にイングリット作品と同じ空間に飾るアートを探しておられたところ、横溝美由紀氏作品に目を止められました。「イングリット作品の横の壁にどうでしょうか?」と尋ねられ、私独自のアドバイスをさせていただきました。フレームのあるなしの話やちょっと伝わり難い内容になったのですが、すぐにご納得いただき購入を決めてくださいました。

そして昨日その様子がY様から届きました!まずは正面から、、、

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ちょっと斜めった角度から、、、

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クッションやらスタンドのシェードの色も壁にある2つのアートを引きたててくれています。

なんて素敵!!!

そしてとても嬉しく感動的なメールが届いたので一部だけご紹介させてくださいね。

   「 アートはどこでどうやって購入して良いのかも分からない。
    どんな絵を選んで良いのか分からない。そんなアート初心者の私が
    実際に購入し自分の部屋に飾るまでになったのは奥村さんのブログのお陰なのです。」

このメールがきっかけで今一度自分の思うことをブログできちんと文章にしていこうと誓いました。私のブログがアートへの扉を開けるきっかけになるのだとしたら、私の一番大切にしなければならないことは何なのか自明の理ですもの。

とか言いながらさぼってたら喝を入れてくださいね、皆様!

あ、それとY様にどういうアドバイスをしたか、私独自のアドバイスとは???それは企業秘密です、ふふふ。

2018.01.28 | | コメント(2) | トラックバック(0) | Art selection

清潔感、その響き

新しい年を迎える時に誓うことってありますよね。長年の私の誓いは”今年こそ姿勢を良くする”でしたが、すぐに忘れちゃって猫背になってました。ところが3年前にヨガを始め良い先生に巡り合い”後ろ姿を美しくすること”に向き合ったお蔭でだいぶと姿勢の悪さも改善されつつあります。(もう前からはあきらめて後ろ姿にかける)体型とは何年もずっと自分が楽なようにしてきた結果だから年初の誓いくらいですぐに直るもんじゃないんですね。

そんなことで今年は何にしようと考えていたところキーワードは「清潔感」に決定!よく言われることですが男女問わずとどのつまりは「清潔感」だと思うのです。”清潔感を漂わせながら老いる”なんてもう究極の理想。加齢に抗うにはもう清潔感しかない!(笑)

でも改めて「清潔感」てなんだ?と考えるとかなり内面とリンクしてくるようなもののような気がします。心や頭の中が整理されていないと「清潔感」には結びつかない。それとそこには「知性」も絡んでくる訳でそうなってくると私のようなものは「すいません、取りあえず”知性”無理なんでまっすぐに生きてく、身ぎれいにするってことで勘弁願えますか?」という気持ちになってくるんですけどね。

ちなみにここ最近の私が勝手に選ぶキングオブ知性&清潔感は山中伸弥教授と次点がカズオイシグロ氏。清潔感と知性のかたまりのようなお2人をいろんな媒体で目にするたびに「きゃ~ひゃ~」と心の中で叫んでます。脳みそフェチのワタクシとしてはもう大ファン!(笑)

話が逸れました。。。

ただ女性にとっては清潔感にはアンチエイジングをどうとらえるかという大きな問題があります。私は再三言ってますがゆる~い”アンチ・アンチエイジング派”あんまり若く見えることにこだわらなくてもいいんじゃない?と考えています。なぜゆる~いかというとやっぱり白髪はやだからヘアマニキュアするし、顔の輪郭がぼんやりするのも嫌だから月に一回エステにも行きます。ただそのエステも経絡を整えるという東洋医学に基づくもので肌をツルツルにしますって類のものではないんですけどね。

さて年末にある美容師の方と話す機会があってその時すごく熱くなった話題が「白髪をどうとらえるか?」でした。私の理想な白髪というより綺麗なシルバーの髪になること。その美容師の方曰く「突然シルバーになるのではなく何年も手をかけながらオールシルバーの髪に自然に変化していったように見せること大切なんです」と。昨今日本の女性も白髪を肯定的に受け入れる特集なんかも組まれてますが、やはりまだまだ白髪は隠したい派がほとんどだと思います。98%くらいそうじゃないかしら?(奥村勝手に思い込みリサーチ)あとの2%は白髪気にしないという方、もしくはとびきり美しい著名人で白髪を肯定することがカッコいいことをすでに実践されてる方ではないでしょうか?(私もカッコいいことは気づいてるよ、、、)

で、さらにその美容師さんが続けて言うには「影響力のある人が白髪を受け入れてそっちの方がカッコいいという風潮をつくればいいんです。え~まだ白髪染めしてんの~だっさ~、みたいな。奥村さん、そうなってくださいよ」

、、、無理、まだ無理。ワタシその話をしながら自分の”小物ぶり”を思い知りました。

でも目標はできたような気がします。「将来的に白髪をきれいに手入れして(ここがどうも大事らしい)姿勢の良い清潔感溢れるおばあちゃんになる!」

とりあえず、今年の目標は一年を通じ踵をピカピカにする

はい、小さなことからコツコツと。マダム清潔感を目指して。。。








2018.01.26 | | コメント(0) | トラックバック(0) | Lifestyle

お陰様で重版決定しました!

遅咲きの(そもそも咲いていない、、、)かつ無名の新人(歳はいってます)である私の本が先月出版され、なんとこの度重版が決定しました。本を読んでくださった皆様、ブログで取り上げてくださった方々、温かなコメントを添えSNS上でご紹介くださった方々に心から感謝を申し上げます。

皆様が真剣に本を読んでくださり、私が心から伝えたいと思っていたことをそのまま受け取っていただいているご様子を拝読する度に感動。たまたま電車の中で目にするともうダメ、、、目頭が熱くなってついついほろっとなってしまいます。

さて10月の「ART NAKANOSHIMA」、12月には本の出版、、そして1月には出版記念である東京での初の本格的なアートイベントと続き、アートや本を通じ多くの方と出会いお話する機会に恵まれました。その一つ一つがとてもいい話で、その話をまた別のお客様にすると「あ~奥村さん!その話は二冊目に取っておかなくちゃ!」と言われ、そんな出来事が行く先々でず~っと連なっていっているんですが、その中のエピソードの一つをここでご紹介しますね。

新築時のアート探しを通じそのまますっかりアートにハマられた素敵な女性Tさん。納品時に「奥村さん、僕にとってのアートは赤富士なんです」と迷言を私にくださったご主人様をその後しっかり”アート教育”なさって今ではご夫妻で現代アートの展覧会に出かけたり、私のフェアにいらしてくださいます。(あ、赤富士ももちろんいいんですよ~💦)

昨年の秋のフェアにTさんが妹さんとご一緒にいらしてくださったんです。妹さんは当初アートを購入するお気持ちは全くなくてただ一緒に来られただけだったそうですがある作品に一目ぼれ。その作品はかなりコンセプチュアルで正直ファーストピースに選ばれるとは思ってもいませんでした。それもかなりの即決ぶり!

けれど納品に伺った際に「洋服にしろなににしろ物を購入するのにすごく悩んで結局何も買わないことも多いんです~」と意外なことを仰るのです。一緒に設営に立ち会ってたTさんも「妹があんなにすぐに何かを購入するのを見たことがなくて本当にびっくりしました~!」と。以前にも私のセミナーやフェアにお姉さまに誘われていらしてくださったんですが、その時アートを前になんだか妙な盛り上がりを見せる私の周りの方たちを見てちょっと不思議だったそうです。「でもファーストピースを買った今ではこの高揚する気持ちがとてもよくわかります!まさか今までアートを買ったことのない私が即決でアートを決めるなんて信じられない!」 そんな言葉を聞くとまたウルっときます。

でもね、話をしながら思ったんです。かなり渋い目のカッコいいコンセプチュアルな作品。これはその妹さんの心の中にある本当のお姿なんだわって。何もわからず決めたと言われてもそういうことなんだわって。だからすぐに心に響いたのですね。

インテリアはその人が生きてきた道を反映しアートはその人の内面を表す

いつも私がお話している通りだと思いました。

さてファーストピースを手に入れられた妹さんはさらなるアートをお迎えするべくリビングの家具を総入れ替えしすることになりました。来週からその打ち合わせが始まります。

アートを要にインテリアが決まっていく、それってちょっと素敵なことだと思いませんか?











2018.01.25 | | コメント(0) | トラックバック(0) | お知らせ

「アートでおもてなし」の様子など

関西にいると東京のギャラリーや展覧会の数がいつも羨ましく思えます。

私のイベントを開催するにあたり、多くの方がすでにギャラリーに足をはこび作品を購入する経験をなさっているであろう東京では「誰もいらしてくださらないんじゃないかしら~」と危惧していましたが、その心配は初日から吹き飛びました。たくさんのアートビギナーの方がいらしてくださったんです。そして皆さん口々に「こんな機会を待っていた!」「アートを飾りたいんだけどどうしていいかわからなかったんです~」「どこで家に飾るアートを買えるんだろう?と思ってた」そんなことをおっしゃるのです。それって関西とまったく変わりません。皆さん、現代アートにはとても興味がおありで、最初のステップを探しておられるだけなんです。

さて今回のイベントではそんなアートビギナー方対象に一日限りの復活「アートでおもてなし」セミナーを開催しました。(一日限りの復活ってそんなたいそうなもんじゃないんですけどね💦)

まずは実例を見ながらのレクチャー。「日々、センスを磨く暮らし方」の中ではご紹介できなかったいろ~んなお話をしながら(気になりますね、ふふふ)アートの飾り方を説明すること40分ほど。

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定員20名を超える皆様にお集まりいただき驚異の出席率!(1名だけ当日インフルエンザB型が判明し泣く泣くキャンセルなさった方が、、、)私もアツいが皆さんのアツい気持ちも伝わってきてさらにトークが冴えわたる(←ホントか)

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その後3Fに移動しテアトロアッカの原オーナーシェフによるケータリングとcototoko琴美ちゃんのお菓子を召し上がっていただきました。どちらにもドレスコードの白を意識してアートを鑑賞しながらに相応しいアーティスティックな雰囲気でお伝えしていたのですがイメージにぴったりでした!お味ももちろんマーベラス!

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ギャラリーオーナー松原昌美氏と”なげいれ”の横川志歩先生も加わって話もさらに盛り上がる。

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この後はギャラリー内に展示の作品を観ながら楽しんでいただきました。ファーストピースを購入なさった方も♡♡

久しぶりにこのようなセミナーを開催したんですが、美味しいものをいただきながら飲み物を片手にアートを楽しむっていいなあって改めて思いました。和気あいあいの雰囲気の中で現代アートがぐっと身近に感じられ、敷居もぐっと低くなる、いやもうなくなってる!完全なアートバリアフリー状態!

私自身とても楽しんだセミナーでした。ご参加の皆様ありがとうございました!












2018.01.23 | | コメント(0) | トラックバック(0) | News&Event

出版記念イベント無事に終了しました

3日間の東京でのイベントが無事終了しました。おはこびいただいた皆様、そして作品をご購入いただきました皆様に心から感謝申し上げます。本を読んでくださった方、インスタやブログで私を知ってくださった方、すでにメールのやり取りでアートのお問い合わせをいただいていた方、いろんなご縁が繋がりずっと会いたいと思っていた方、さらには学生時代の友人や先輩が訪ねてきてくれたり、関西からサプライズでやってきてくれた方もいらしたり、、、多くの出会いに満ちた素敵な3日でした。(ご購入をお決め頂いたお客様へ。ご入金確認後発送準備に入らせていただきますが、作品によっては新たに箱を制作する場合もありますのでその場合今しばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます)

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MA2ギャラリーのオーナー松原昌美氏(松原ネエサン)のご厚意により素晴らしくお洒落な空間を使わせていただき、さらには企画までしていただいた今回のイベント。そして全力で私をサポートしてくれたこちらのスタッフめいこちゃんには足を向けて眠れません💦すばらしい”なげいれ””で空間を演出してくださった横川志歩先生、「アートでおもてなし」で見た目も美しくとびきり美味しいお料理を用意してくださったテアトロアッカの原オーナーシェフ、お菓子を用意してくれたcotocokoの琴美ちゃん。皆さん本当にありがとうございました!!!

さて今回は東京で初の本格的なアートイベントとあり、いろいろと考えたり気づかされたことも多くありました。最終日を終え、ふと思ったのが、私がお客様に強く(かなりゴリゴリと、笑)購入をお勧めしたくなる心理状態になるのはいったいどういった場合なんだろう?ということでした。

ちょっとわかり難いですよね、この意味。これは特にアートビギナーの方対象のお話なんですが。

「今買わないとたぶん売れてしまいますよ、良い作品ですから」本来私はそういう勧め方は好きではありません。なんだか不動産物件のように決断を迫られているような感じがして自分が逆の立場だったらちょっと嫌だなと思うからです。でも一方で本当にお気に入りの作品を買い損ね何年も後悔なさっている方が多くいらっしゃるのも知っています。なのでやんわりと「一点ものなのでもし他にどなたか買われたらごめんなさい」とは必ず一言添えるようにはしています。

でもかなり強くお勧めする場合って実は金額の大きさなんかはは全く関係なくてその方がアートを購入することにより新たな世界に踏み出そうとしている瞬間だ!とビビッとくる時なんです。それって長年やってるとわかるんですが、もしかするとすでにアートコレクターばかりの接客をなさっているギャラリストにはない私独自の嗅覚というか感というか、なにより経験値というか、そういったものでしょうか?

アートと暮らし始めて毎日の暮らしに更なる喜びを見出したお客様を多く接客してきたからかもしれません。本来作品を購入するつもりではなかった方でも突然そのモードに入られる方もおられます。逆に私がここでよくお話する「運命の一枚を待っている」方はなかなかそのモードに入られない。すごく不思議ですがそうなんです。

きっとこの方は次なる世界に飛び込んでいきたいと潜在的な意識がおありなんだわってすぐにわかっちゃう(笑) そんな時はかなり強めに背中を押します。そしてまだその段階ではないという方には同じようにはお勧めしません。そういう気持ちが心のどこかで芽生えたらぜったいもう一度お目にかかれると信じているからです。だってどなたにもそんな勧め方しているとと単なる押し売りになってしまいますものね。

今回も「まさか私がアートを買うなんて」「思い切って訪れて本当によかった~」「今回アートがすごく身近に感じられました!」とたくさんのお声をいただくことができました。そしてその言葉一つ一つが私の宝物となりました。

アートへの扉はいつだって誰にだって開かれています 決して一部の人のものだけではありません。

さて明日は「アートでおもてなし」の様子などご紹介してまいりますね!


2018.01.22 | | コメント(0) | トラックバック(0) | News&Event

「アートでおもてなし」@東京

*トップページ固定中です。

12月ワニブックスより初の著書が発売されました!

日々、センスを磨く暮らし方-正しく暮らすシリーズ-奥村-くみ

発売を記念しMA2ギャラリーの松原昌美氏のご協力をいただきイベントを開催します。

「ギャラリーは敷居が高くて入り難い」
「アートを飾りたいけどどこで買うの」
「アートのことよく知らないのでギャラリーに行くのを躊躇してしまう」

今回の出版記念を兼ねたグループ展はそんなアートビギナーの方に向けてのイベントです。どなたでもいつでもご予約無しでいらしていただけます。ご自宅の画像をご持参いただければアドバイスもさせていただきます。(特別イベントの間のみ対応不可)
本の中で語っていないことまだまだた~くさんあります‼️この機会に是非遊びにいらしてくださいね。ファーストピースにぴったりの若手作家の作品もたくさんありますよ!私のセレクトするアートを気持ちの良い空間 @ma2gallery でゆっくりお楽しみくださいませ。(3日間在廊しております)

1/19(金) 14:00~19:00
1/20(土) 12:00~19:00
1/21(日) 12:00~17:00
@ma2gallery (渋谷区恵比寿3-3-8)
ART:岩名泰岳・大西伸明・沖見かれん・川北ゆう・瀧本幹也・たちばなひろし・田中秀和 etc.
挿花(なげいれ): 横川志歩 @shiho_yokokawa 

特別イベント「ARTでおもてなし」(ただ今キャンセル待ちとなっております)
1/20(土)14:00~16:00 ¥3,000
FOOD: Teatro Acca(豪徳寺) @teatroacca オーナーシェフ原郁人の小さな一皿のご提案
SWEETS:パティシエ cototoko @kototoko5 の焼き菓子

2018.01.14 | | コメント(0) | トラックバック(0) | お知らせ

村上友晴展~ART OFFICE OZASA(京都)

2018年がスタートし2週間が過ぎました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
厳しい寒さが続いていましたが、今週からは少し暖かくなるとのことでほっとしています。

先月に義母が急逝し、皆さんには年始のご挨拶もできずにいました。義母はまだ女医という仕事自体が珍しかった時代に外科医として生きることを選び、真っすぐに自らの道を進んだ心優しき熱血漢でした。私にとっては愛する家族であると同時に一人の女性としてレスペクタブルな存在だった義母。そんな彼女をお手本に自分の人生を余すことなく生き抜こうと思った年明けでした。

さて今年初めて訪れた展覧会は村上友晴展。そんな心持ちに相応しく背筋がピンと伸び、厳粛な気持ちで臨みたくなるような展覧会でした。何年か前に名古屋で桑山忠明氏との大きなグループ展があったのでご覧になられた方もおられるかもしれませんが、なかなか鑑賞する機会のない作家なのでよほどのアートファンでない限り、氏の名前にピンとくる方はおられないかもしれません。

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作品を最初に観た時、鑑賞というより祈りを捧げる行為が相応しい気持ちになったことをよく覚えています。後から氏が敬虔なカトリック信者であり、その制作スタイルも修道院の生活に倣ったものであることを知りました。深夜に起床し日の出まで制作、協会に行き朝の祈りの後食事。昼寝をした後夜の祈りまでまた制作、、、そのような日々を送り生み出される作品を前にすると厳粛な気持ちになるのも至極当然のような気がします。

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当初は長谷川等伯の作品に惹かれ水墨画を学ぼうと日本画を専攻しておられたのだとか。けれど岩絵の具をの表現方法に馴染めず、アメリカ氏抽象主義の画家たちの作品に衝撃を受け、今のようなスタイルに転換したそうです。真っ黒に塗られたキャンバスに木炭の粉末を混ぜて油分を減らした油絵具を塗る込めていきながら数年かけて制作される作品。そんな作品を前にすると言葉にならない思いが心の中に静かに湧き上がってきます。

皆様、是非に。(会期2月10日まで)







2018.01.14 | | コメント(0) | トラックバック(0) | Exhibition

イベント内容

東京で開催予定の「アートでおもてなし」イベントの内容を補足説明させてくださいね。

関西では少しずつ知られてきた(と信じている、笑)私がディレクターを務めるART NAKANOSHIMA。このフェアの主旨については何度もこちらでお話しています。生活にアートを取り入れたい、どこでアートを買っていいかわからない、そんな皆様に気軽に足をはこんでもらおうとの気持ちから始まったブティックアートフェアです。

このフェアの特徴はご自宅の写真を見せてもらえばその場で空間とのバランスなどもアドバイスさせていただけることです。実際多くのお客様が携帯に画像を用意していらっしゃいます。プロのOKがでると”アートを買う””というちょっぴり勇気のいるアクションにも安心して臨んでいただけるようで、とても素敵な作品が毎年多くのお客様の元に嫁いでいきます。

そしてもう一つ「アートでおもてなし」 これについては現在レッスンは行っていませんが、その様子は以前からブログをご覧いただいていた方ならよくご存じかと思います。お花やテーブルに加え、簡単なおもてなしメニューを私が用意し基本的なアートの知識を深めたり、お勧め展覧会を紹介したり、さらにはアートの飾り方のレクチャーなど、通常ギャラリーでは恥ずかしくて聞けないようなことを楽しくざっくりお勉強しましょう、なんて教室でした。

東京のイベントではこれらが合体した3日間になります。

最初「アウエーだから誰も来ないよ~」といつになく尻込みしていた私に松原さんが「ちょっとしかお客様がいらっしゃらなくてもいいじゃない!奥村くみとじっくりアートの話をしたい方に来てもらえばいいよ~」と言ってくださってがんばってみようと思ったんです。

いつものことですがやると決めればできるだけのことをして皆様をお迎えしたい。たとえそれが1日に3人しかお客様がいらっしゃらなくでも、、、(笑)

まずは展示作品のご紹介です。関西からはART NAKANOSHIMAでも大好評だった川北ゆう・田中秀和両氏、そして若手で注目している沖見かれん氏の作品を。さらにMA2ギャラリーからは岩名泰岳、大西伸明、たちばなひろし、滝本幹也氏の作品から松原さんと2人であれこれ選んでみました。アートの世界に初めて足を踏み入れる方に「お家に連れて帰りたくなる「!」そんな気持ちになっていただけるようなチョイスを心掛けています。

そして期間中に開催予定の1日だけの復活「アートでおもてなし」について。こちらについては流石に私がごはんを作る訳にもいかず、松原さんから申し出があったときも「これは無理!」と思ってたんですね。でも自宅で開催していた内容からさらに一歩進んでプロと一緒に組むのも楽しいなと考えを変えました。

松原さんが豪徳寺に先日オープンしたばかりのテアトロ・アッカのオーナーシェフに話をしてくれ、忙しい中にも関らず快諾いただき小さな一皿の提案をしてくれることになりました。お花の方は横川志歩先生にお願いしたところ彼女も快諾。こちらのギャラリーにできた新たなスペースにアートに合わせ挿花を担当してくれます。お持ち帰りの焼き菓子はやっぱりcototokoさんしかないとお願いし、彼女もすぐにOKをくれたんです。いろんな縁がしっかり私を支えてくれてなんかすごいな~ありがたいな~ってちょっと感動、、、

花器やコンソールテーブル、香りは自宅を再現すべく私物を持ち込みます。関西のセミナーでいつもお話するあんなこと、こんなこと、本には触れていないアートの飾り方をレクチャーしますのでインテリアセンスアップにつなげていただけると嬉しいです

このイベントのみ予約制です。少人数制なのでお早めにご予約くださいね!

最後に東京マナトレーディングでセミナーを行ったのでは4年前くらいだったでしょうか?久しぶりの東京イベントとなります。

是非おはこびくださいね!



2017.12.17 | | コメント(0) | トラックバック(0) | お知らせ

「日々、センスを磨く暮らし方」出版に至るまでの道のり(4)

さてここからは本の中でもお話している内容と少しかぶりますのでご了承を。

今年に入りすぐに本づくりがスタートと思いきや、なかなか話は進みません。せっかちな私は前のめり状態。もしかして本出版の話は夢だった?いや、妄想が高まり過ぎて私に起きた幻想だったのか、、、それは冗談としてかなり待ちの時間があったんです。でも今思えば杉本さんに”泳がされていた”感じがします(笑)

最初の本の打ち合わせの時に「アートをタイトルにするとちょっと敷居が高いかもしれないので、まずはライフスタイル本というくくりにして多くの方に本を手に取ってもらいましょう。」と杉本さんから提案されました。もちろん同意して納得もしたんですが、時間が経つにつれ意外に(?)硬派な私は「いやいや本来のあるべき姿、アートの飾り方なんかを指南する本でなくていいんだろうか?」なんて思い始めたんです。さらには「私なんかのライフスタイルに興味をもってくれる人ってはたしているんだろうか?」と不安にもなってきました。

悶々といろいろ考えているうちにぐるっと一周して、あれ?ワタシってそもそも衣食住と同じレベルでアートを生活に取り入れてほしいとの想いでブログ始めたんじゃなかったっけ?と今更ながら気づいたんです。何年もアート側の方に立っているうちに前はちょっぴり苦手だった「現代アートこそ一番さ」てな人に自らなってたんですね。これって私の立ち位置じゃないって気づきました。そして本出版にあたり原点に戻る必要があることを悟り、初の打ち合わせから数か月後にすとんと腑に落ちる感覚がありました。

ちょうどその頃から杉本さんと頻繁にメールでやり取りをして細かな打ち合わせが始まりました。お題に合わせて多くの画像を送り、こちらが気づいたことがあればまた大量の画像を送る。それは衣食住アート多岐にわたる内容でした。もう本に対する迷いはなかったんで、それらのやり取りによって自分のライフスタイルやこだわりを再確認する貴重な時間となりました。ホントにまんまと杉本さんの手のひらでコロコロ踊らされてた気がする(笑) やっぱりすごいな~とう~~~んと年下の若い彼女のことを心から尊敬します。

一方杉本さんや加藤さんとカメラマンを選ぶやり取りもずっとしていました。私は当初からHERSで撮影をしてくださっていた森山雅智氏にどうしてもお願いしたいと考えていました。それは連載終了の時に「私の本が出る時には必ず撮影してくださいね」とお願いしてたこともありますが「もてなしのアート」連載を通じて私のアート愛をよくわかってくださっているということが大きかったんです。それを理解していない方に撮影をお願いしても単なるライフスタイル本になっちゃうかもと危惧していました。もちろん著名な方のライフスタイル本ならその方の存在だけで充分本は成り立ちますが、私の場合”アートとインテリア”というテーマがあってこそのライフスタイル本な訳で、その辺りが全体に上手く伝わるような写真を撮ってくださるのは森山さんしかいないと確信していたからなんです。

お2人も私の意見を尊重してくださってカメラマンは森山氏に決定。森山氏も超売れっ子にも関らず撮影を快諾してくださいました。

あと一つ大切なのが本のデザイン。これに関しては私は全くの素人でなにもわかりません。でも杉本さんが「藤本雅史氏の事務所にお願いしました。」とさらっと言うのです。何も知らないというのはオソロシイもので後からとても有名なデザイン事務所だってことを知りました。私のような者の、しかも初本の仕事を引き受けていただけるなんてなんて光栄なことでしょう。そちらの女性デザイナーの方が本のデザインを手掛けてくれることになったのですが、以前その方のデザインした本を私も手に取ったことがあり、その時「素敵だな」と思った記憶があったものだから「私、なんて幸運なんだろう」と幸せな気持ちで事務所を後にしました。

思えば私の本に唯一興味を持ってくれ発売を決めてくれたワニブックス。そして私なんぞの本のために動いてくださった一流の編集者たち・カメラマン・デザイナーとなんだかカジノのスロットマシーンが揃うような絶妙のタイミングで出版に至ったこと。

本を出すのは今だったんだ 屈折5年(笑)の後しみじみ思いました。

明日はいよいよ全国の書店に本が並びます。。。



2017.12.05 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 未分類

「日々、センスを磨く暮らし方」出版に至るまでの道のり(3)

加藤さんからの連絡は「アートと暮らすインテリア」という書籍での取材協力の依頼でした。アートと暮らす人15人のお住まいを訪ねるという企画で、IGを通じて私を見つけてくださって本当に嬉しかったのと同時にやっとタイトルに”アート”と”インテリア”というワードが並ぶ本が出る時代になったんだと感慨深く思いました。

私に連絡を取るまでに加藤さんは芸術新潮での私のアートの飾り方指南の特集やハーズでの連載などのバックナンバーを図書館で全部見てくださっていたんです。そんなことから初めて我が家に訪れての取材も「はい、撮影!」「はい、インタビュー!」となんの問題もなく取材は和やかに楽しく和気あいあいと終了しました。

ここで私は勝負をかけて暴挙に出ます。インテリアの本をたくさん手掛けておられる加藤さんに本の企画書を「直訴でござる!」くらいの勢いで差し出したんです。先日加藤さんとランチする機会があったのですが、その際にこう仰いました。「あのエネルギーがなければ、いつか本が出るといいですね~くらいに終わってたかもしれない」と。なんだか尋常じゃない私の圧に突き動かされてんでしょうか?簡単ではないけれどいくつか出版社をあたってみると約束してくれたんです。

私としては人生最高レベルの”ダメ元”だったし、過去の例からしても「まあ、無理だろうな」と実はその時思ってました。でもやれることは何でもやろうと思ったんです。私の心の中にくすぶっていた「いつか本を出したい」という想いはまだ消えていませんでした。

無事に「アートと暮らすインテリア」も発売され、巻末のアートの飾り方ページの監修という大役も果たし、昨年の奥村アートフェアを迎えました。その際になんと加藤さんがフェアにわざわざ足を運んでくれたんです。びっくりしたし本当に嬉しかった。そしてフェアで今度は加藤さんを驚かせることがありました。その理由とは、、、もちろん私のブログや取材を通してアートのある暮らしを楽しんでいる方がいることは知っていたけど、フェアの会場であっちでもこっちでも作品が売れていく様子に本当に驚いたんですって!その時に改めて「確かに奥村さんの周りでは衣食住のこだわりの延長でアートを買うというムーブメントが静かにそして力強く根付いきているんだ」と確信してくださったようです。

その時にはまだ出版は決まっておらず難しい状況に変わりはありませんでした。でも私は加藤さんの文章と誠実なお人柄に心底惚れこんでいたので、加藤さんが私の本のために奔走してくれているという、そのことだけで十分という気持ちになってたんです。加藤さんが動いてくれて無理ならあきらめろってことだよなって。

ところがある日彼女から「ワニブックスの敏腕編集者の女性が奥村さんの本に興味を持ってくれている。前向きに進みそうです。」とメールが届いたんです。嬉しすぎると感情が飛んじゃってもうなんだかわからない状態、、、

そしてついに去年のちょうど今頃初めてワニブックスの杉本さんとという編集者の方に会うこととなりました。

女性の敏腕編集者と聞くとなんだかおっかなくて女史って感じの方かと思ってたら(この刷り込みひどいですよね、笑)目の前にいるのはそれは可愛くて清楚でふんわりとした優しいオーラを纏った若い女性でした。あんまりにも可愛くてびっくり。打ち合わせ場所の喫茶店で3人で話しながら本の出版時期やらなにやらについて打ち合わせをしました。その時はいつものようにアートとインテリアの話をまくしたてながら?どこか夢みたいと思っている自分がいて、そんな自分を俯瞰して見てるっていうか変な感じでした。

いよいよ本づくりがスタートしたのです。

続く。。。




2017.12.04 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 未分類

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