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2013/06/22

素敵マダムを形成するものとは???

今日は梅雨の中日。じめじめした空気を払拭するためここ最近はイタリアマダムのようなお掃除っぷりを発揮しております。(イタリアに梅雨は無いと思いますけど、、、)

先日の「初夏のセレクション」イベント最終日に素敵マダム達と街並みとファッションの関連性についての話になりました。パリやミラノの街並みが彼女たちのファッションセンスに大きく影響を与えているはずだと。もちろん洋服の歴史を考えると着こなしの巧さは当然ですが、知らず知らずのうちにシックな街並みに沿うような色選びになっているように思えてならないのです。日本を振り返ってみた場合、美しい自然の風景には恵まれているものの都会の街並みは相当変!!素敵な古い建物だって歴史的価値が無ければ取り壊され、何年も茂った趣ある木々もその緑を活かすどころか伐採され、それらの後には無味乾燥なマンションが建設される。そんな風景の中に暮らしているとファッションセンスなんて努力なしに培われるはずがない!

余談ですが私は電車から見る実家近くの神戸塩屋の風景が大好き。その風景の中に溶け込んでいる旧ジョネス邸が取り壊されようとしているのだとか。様々な事情があるにしろ、そろそろ日本人不動産関係者の感性も街並みを美しく保つ努力をするレベルにまで到達してほしいものです。

話が逸れてきましたが街並みを個人の力でどうにかするなんて到底無理でも、住空間は個々の力で自分なりの快適空間を作ることは可能なはずです。アートも取り入れた素敵な空間の空気感と言ったようなものを自分自身に馴染ませたら、おのずから着こなしのセンスもアップするのではないでしょうか?

ここでその話題にちょっと関係ないような関係しているようなお話をいくつか。
なんとも言えない茄子紺に一目ぼれして購入した冷房対策のイタリア製カーディガン。ストールよりカーディガンを肩に掛けたり巻きつけたりする方が今どきな感じですものね。でもなんでこんな色出しができるんだろう???ホント心憎い。イタリア人て。。。

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先日もカーテンのお打ち合わせでお客様とドイツブランドSAHCOのファブリックを前にうっとり。「こういうの絶対日本にはない色合いですね~。」と。(ワタクシ、なにがなんでも欧米至上主義者ではありませんが。苦笑)ファッションやインテリアの色・デザインは、ファブリックそれ単体の問題ではなく上の話のように街並みそして生活環境全てが密接にかかわり合っているように思えます。どれもが深く影響しあい独自の色の観念が生まれるといったような、そんな感じ。。。

今私は久しぶりにインテリアコーディネートの仕事に取り組んでいます。ご存じのように現在はアートコーディネートの仕事に専念しており”アートありき”のインテリアコーディネートのみ仕事をお受けしています。これはなにも「アートしかコーディネートしません!」という訳ではなく、もはや私の中ではアートの無い住空間などあり得ないからなのです。そしてインテリアだけの仕事をしていた頃より、衣食住・アート全てのこだわりが溶け合うことで住まいが生まれるのだという思いが更に強くなっていることに最近気づきました。いろんなことって全部繋がっているのだと。

さてカーディガンを購入したのはグランフロントのストラスブルゴ。そこにそれは素敵なアートが2点飾られています。尋ねると作家はフランス人。画集も店内に用意されており見せてもらいました。なんでもオーナーがお店の雰囲気に合いそうだと自ら買い付けてきたとのこと。スタッフの方に「絵がお好きなんですか?」と聞かれ「ええ、まあ、、、」と当たり障りなく返答すると「よくアートのお好きな方に同じように尋ねられるんです。」と。そういう話はなんだか嬉しい。きっとそれを尋ねているマダム達はお洒落で素敵なんだろうなあ、と容易に想像がつきます。(私の場合はこんな作品があったらお客様に提案したい!の思いで尋ねてるんだけど。)


日本の街並みには期待できそうにありませんから、取りあえず毎日お家を清潔に美しく保ち、そしてアートと暮らしてセンスを磨きマダム力を上げましょう。私もがんばろっと。。。

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