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2018/08/12

どんどんセンスが磨かれる

イベントが終わった後、皆さんから送られてくる作品の写真がとても楽しみ。東京ではお嫁入りした作品たちを見届けることなく関西に戻るため「どんな風に飾られたのかしら?」「ちゃんと飾り方のコツお伝えできてたかしら?」なんてちょっぴり心配しながら報告を待っているのですが、そんな心配は無用で皆さんとてもバランスよく上手に設置なさっています。

コレクションを増やされる度にメキメキ飾り方が上達なさる方もいて、アートと暮らすということは生活全般のセンスブラッシュアップにもなるのだと改めて思うこともしばしばです。セミナーでもよくお話するのですが、アートを飾ること”引きの視線”が養われ、空間全体のバランスをうまく捉えることができるようになります。壁に作品を飾った時、少し離れて確認しませんか?それがとても大切なんです。そこがいつも私の言う”インテリアセンスを磨くならテーブルコーディネートレッスンよりアートを一枚飾ることの方が近道”たる所以なのです。これも何度も言っていますが、私は決してテーブルコーディネートを否定してる訳ではなく、テーブル上の小さな”寄りの視線”からインテリア全般に目を向けるのは意外に難しいと、インテリアコーディネーターだった経験上知っているからです。

さてそんな中のお一人H様から届いた画像がこちら。今回のイベントで向かって左下の吉岡千尋氏の作品をお決め頂きました。

  fc2blog_20180812165058a0ds (350x350)


夏らしい色の作品を複数飾り、本を重ねて小さな花器をちょこんと乗っけたしつらいがとても素敵。元々センスの良いHさんですが、作品が増えてきて様々な飾り方を試行錯誤なさったり、下に置く”受け”をあれこれ考えているうちに飾り方がより洗練されたようです。洒落た演出に私もハッとさせられました。

アートと暮らし始めると些細な日常の光景にも敏感になります。そういう気づきはとても大切で、普段使っていない脳の隅っこや心の端っこの方に信号が送られてくる感じ。そういう言葉で上手く言い表せない”なにか”をどうにかしてずっと発信していって、多くの方にアートと暮らす楽しみをお伝えしていきたいな~といつもいつも思っています。

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