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2017/12/04

「日々、センスを磨く暮らし方」出版までの道のり(2)

これから書くことは以前ここで書いた内容と重なる箇所もありますのでご了承くださいね。

さて5年ほど前にHERSでの「もてなしのアート」連載を終えた時、私の「本を出したい!」という野望が最高潮に達したんですね。今覚えば無事に1年3か月の連載を終えられたのはエディター鈴木さんとカメラマン森山氏のお力があったからこそ。私自身はまだまだ本を出すレベルには達してなかったのだと思います。それに加えて当時は断捨離ブームの真っただ中。アートとインテリアの本なんて誰も求めていない状況だったし、雑誌の連載だって時代を先取りし過ぎてたのかもしれません。

でも当時はこの勢いのままいくぞって感じだったので、何社か出版社にもコンタクトを取りました。その一つが「興味がないわけでもない」というので東京まで話をしに行ったんですが、結局のところ「内容は面白いけど今の(無名の)奥村さんの本だと売れない」というようなことを遠回しに示唆され「自費出版したらどうですか?」て言われたんです。のこのこ出向いた私って本当にバカだと思い知らされた後、もう一つの出版社では「断捨離とアート」の本だったら出せるかもとのこと。とても親切に企画書まで作ってくれたんですが、会議ではあえなくボツったそうです。

でも冷静に考えると「断捨離とアート本」なんて無茶な話ですよね。

「捨てると思たらアート買うんかい、アート買う思たら捨てるんかい」まさにどっちやねんです。そのまま出版されてたら本の帯はスッチーに頼まんとあかんとこでした。。。(この辺わかる人だけわかってください。)

この出来事でその時まで私の人生を明るく照らし導いてくれていた本の世界が真逆の存在となり厳しい現実を突きつけてくるだけのものとなったのです。もちろん昔から本を売り込んでは断られ、、、なんて苦労話はよくある話なんでしょうが、そこにネット社会の台頭という時代の波も加わり出版会社だって売れなきゃ出版しても意味がない訳ですから当然のことです。ただその時絶望的な気持ちになったのは本を出すチャンスというのはブログでのフォロワー数やアクセス数次第だという新たな現実でした。「今の時代、本が面白い人を探してくるんじゃないんだ、、、」そう思うと本を愛し続けていた私としては本当に悲しかったんです。

けれどそこは”切り替えの達人”ぶりを発揮して、すぐにウエブディレクターのまりちゃんに連絡し「紙媒体はもうあきらめた。HPリニューアルして今の時代に合った発信スタイルに変えるのよっ!」とすぐに打ち合わせ開始。結果素敵なHPがリニューアルされ、その何年か後にインスタグラムを開始しました。

FBには今ひとつ興味がわかなかったんですが、IGは違いました。世界のアート情報、素敵なインテリアやファッション、フード、センスの良いもの溢れていて刺激的。何より広い世界に繋がっている感じがたまらなく好きになったんです。

という訳で割とのびのび楽しんでIGに投稿していたんですが、ある日加藤さんというエディターの方がフォローしてくださってしばらくしてからコンタクトがありました。

インスタグラムを通じて出版のチャンスが巡ってくるとはその時はまだ予想すらしていませんでした。続く。。。




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