一流の中途半端を極めます
少し前にたまたまテレビで星野源氏が何かの賞を取ったとかいうインタビューを目にしました。
(ワタクシ日本のドラマも俳優さんにも疎くて氏の名前と顔も去年暮れまで一致しなかったんですが、、、苦笑)
かいつまんで言うと氏曰く「音楽の方の世界にいくと、ああ、俳優さんのねと言われ、演技の世界にいくと、ああ、音楽の人と言われ、この賞をもらってやっと自分が認められたような気がする」とかなんとかでした。ぼんやり聴いていたので不確かな記憶でごめんなさい。でもぼんやり聴きつつも「ほほ~そうなのか」と思ったんです。
多方面に才能を発揮する特別な人でもそんな風に言われるんだったら、凡人かつインテリア業界からアート業界に飛び込んだ私はそりゃいつまで経っても「ああ、インテリアの人ね」って言われるよな~とものすご~~~く納得。そう考えるともしかしてこのユルイ立ち位置は楽なのではないかとも感じ始めてきたんです。これからはそんなこと言われてカリカリするより「星野源氏でさえそうだもんな~」と思うようにしようって(笑)

さてこれも先日のこと。本棚の整理をしていたら16年前に買った津田晴美氏のエッセイ本が出てきて久しぶりに読んでみました。(本の中で映画「インテリア」の話が出ていますがこれにまつわる私の話はまたあらためて、、、)氏の思い入れのある建築・インテリア界の人々に触れた中でランドスケープデザイナーのラッセル・ペイジ氏の話がでています。その中の一つのエピソードがすっごく心に響いたので心にメモしました。
「あなたは植木屋なのですか、デザイナーなのですか?」との質問にペイジ氏はこう答えたそうです。
「私はどのデザイナーよりも植物のことを知っているし、どの植木屋よりもデザインのことを知っている。」
思わず心の中で「こういうことよ~~!私もそうなりたい!」と叫びました。こんな才能豊かな著名人を参考にするとはこれまた図々しい話なんですが、小学校の頃も読みましたよね?数々の偉人のお話。未だワタクシそのレベルなのです。「偉い人は考え方が違うっ!さっすがやわっ!」とシンプルに思えるアホな人なんです。。。
星野源氏の話×ペイジ氏の話が私にもたらした教訓はこういうこと。
中途半端を極めよう! なんかようわかりませんね、私の思考回路💦
つまりですね、「インテリアの世界では一番アートをわかっている。アートの世界ではインテリアを一番わかってる」そういう人に私はなりたいと思った訳なんです。もちろんアートディーラーやギャラリストの中には建築家のデザインした家具なんかに造詣が深くてコレクションしている方だっておられるでしょう。でもそんなすごい方たちだって今から500棟以上の物件のインテリアコーディネートを担当し引き渡すことは不可能です。私自身今から大学に戻り美術史を学び、留学して、ギャラリーのインターンかなにかになるなんてこれまた到底不可能な話。自分でもそのあたりちゃんとわかってるしお互い様だからアート業界の人許してねって感じなんです。(アート業界の人に「別にこっちはインテリアのこと興味ないし」って言われちゃったら身も蓋もないけど。)
もちろん一方でインテリア業界にだってアート好きで芸術に造詣が深い方もたくさんおられます。でも彼らも本業のインテリアそっちのけでアートどっぷりの情報収集をしたり、アートだけをお客様にお勧めする訳にはいかない。
この本を最初に読んだのは16年前。つまり当時ははインテリアコーディネーターをずっと続けていくと思っていた頃。きっと読んでいてもさらっと流していたんでしょうね。まさか数年後にインテリアとアートの世界を行ったり来たりする人生が待っているとは思ってもいませんでした。
アート、インテリアどちらもある程度わかっているのが私というとこでしょうか?ずっとそれを強みに頑張ろうと思ってた訳なんですが、時折その中途半端さに不安を覚える時があります。そんな中この2つの些細な出来事が私に元気をくれました。
で、誓ったのです。私ならではのこの”ちゅ~うとはんぱ”(関西芸人風に言うところの中途半端)な道を極めることこそ私の使命だと。もちろん先に触れた星野氏だってペイジ氏だってどの分野でも完璧な訳ですが、私は、ほれ、凡人だからそんなの到底無理だし、どっちの分野でも”そこそこ”つまり中途半端な感じを逆に強みにするというか、中途半端ゆえどちらの業界にも謙虚でいられるというか、、、(笑)
私の解釈はこういうこと。インテリア、アート完璧でなくてもそんな”中途半端”な立ち位置の私がそれらを組み合わせると完璧になる、そんな奥村流アートスタイリングを極めていこうと。
中途半端なインテリアキャリア×中途半端なアートキャリア=でもなぜか完璧な奥村アートスタイリング(理想の図式)
一流の中途半端を目指します!〆(突然〆る、、、)
(ワタクシ日本のドラマも俳優さんにも疎くて氏の名前と顔も去年暮れまで一致しなかったんですが、、、苦笑)
かいつまんで言うと氏曰く「音楽の方の世界にいくと、ああ、俳優さんのねと言われ、演技の世界にいくと、ああ、音楽の人と言われ、この賞をもらってやっと自分が認められたような気がする」とかなんとかでした。ぼんやり聴いていたので不確かな記憶でごめんなさい。でもぼんやり聴きつつも「ほほ~そうなのか」と思ったんです。
多方面に才能を発揮する特別な人でもそんな風に言われるんだったら、凡人かつインテリア業界からアート業界に飛び込んだ私はそりゃいつまで経っても「ああ、インテリアの人ね」って言われるよな~とものすご~~~く納得。そう考えるともしかしてこのユルイ立ち位置は楽なのではないかとも感じ始めてきたんです。これからはそんなこと言われてカリカリするより「星野源氏でさえそうだもんな~」と思うようにしようって(笑)

さてこれも先日のこと。本棚の整理をしていたら16年前に買った津田晴美氏のエッセイ本が出てきて久しぶりに読んでみました。(本の中で映画「インテリア」の話が出ていますがこれにまつわる私の話はまたあらためて、、、)氏の思い入れのある建築・インテリア界の人々に触れた中でランドスケープデザイナーのラッセル・ペイジ氏の話がでています。その中の一つのエピソードがすっごく心に響いたので心にメモしました。
「あなたは植木屋なのですか、デザイナーなのですか?」との質問にペイジ氏はこう答えたそうです。
「私はどのデザイナーよりも植物のことを知っているし、どの植木屋よりもデザインのことを知っている。」
思わず心の中で「こういうことよ~~!私もそうなりたい!」と叫びました。こんな才能豊かな著名人を参考にするとはこれまた図々しい話なんですが、小学校の頃も読みましたよね?数々の偉人のお話。未だワタクシそのレベルなのです。「偉い人は考え方が違うっ!さっすがやわっ!」とシンプルに思えるアホな人なんです。。。
星野源氏の話×ペイジ氏の話が私にもたらした教訓はこういうこと。
中途半端を極めよう! なんかようわかりませんね、私の思考回路💦
つまりですね、「インテリアの世界では一番アートをわかっている。アートの世界ではインテリアを一番わかってる」そういう人に私はなりたいと思った訳なんです。もちろんアートディーラーやギャラリストの中には建築家のデザインした家具なんかに造詣が深くてコレクションしている方だっておられるでしょう。でもそんなすごい方たちだって今から500棟以上の物件のインテリアコーディネートを担当し引き渡すことは不可能です。私自身今から大学に戻り美術史を学び、留学して、ギャラリーのインターンかなにかになるなんてこれまた到底不可能な話。自分でもそのあたりちゃんとわかってるしお互い様だからアート業界の人許してねって感じなんです。(アート業界の人に「別にこっちはインテリアのこと興味ないし」って言われちゃったら身も蓋もないけど。)
もちろん一方でインテリア業界にだってアート好きで芸術に造詣が深い方もたくさんおられます。でも彼らも本業のインテリアそっちのけでアートどっぷりの情報収集をしたり、アートだけをお客様にお勧めする訳にはいかない。
この本を最初に読んだのは16年前。つまり当時ははインテリアコーディネーターをずっと続けていくと思っていた頃。きっと読んでいてもさらっと流していたんでしょうね。まさか数年後にインテリアとアートの世界を行ったり来たりする人生が待っているとは思ってもいませんでした。
アート、インテリアどちらもある程度わかっているのが私というとこでしょうか?ずっとそれを強みに頑張ろうと思ってた訳なんですが、時折その中途半端さに不安を覚える時があります。そんな中この2つの些細な出来事が私に元気をくれました。
で、誓ったのです。私ならではのこの”ちゅ~うとはんぱ”(関西芸人風に言うところの中途半端)な道を極めることこそ私の使命だと。もちろん先に触れた星野氏だってペイジ氏だってどの分野でも完璧な訳ですが、私は、ほれ、凡人だからそんなの到底無理だし、どっちの分野でも”そこそこ”つまり中途半端な感じを逆に強みにするというか、中途半端ゆえどちらの業界にも謙虚でいられるというか、、、(笑)
私の解釈はこういうこと。インテリア、アート完璧でなくてもそんな”中途半端”な立ち位置の私がそれらを組み合わせると完璧になる、そんな奥村流アートスタイリングを極めていこうと。
中途半端なインテリアキャリア×中途半端なアートキャリア=でもなぜか完璧な奥村アートスタイリング(理想の図式)
一流の中途半端を目指します!〆(突然〆る、、、)
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