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2017/05/14

「変なものが一つもない」は最高の褒め言葉

横川志歩先生とのコラボイベント満席となりました。少し先のイベントにも関らず多くの方からお申し込みを頂き受付開始30分でほぼ満席!生瀬ヒュッテのパン予約申し込み☎くらいの激戦となり、私もパソコンの前でものすご~く緊張しました。お申込みいただきました皆様誠にありがとうございました。

さて先週横川先生を奈良にご案内した際のこと。お昼を食べて「どこ行きたい?」と尋ねると速攻「飛鳥資料館!」と返事が返ってきました。近くに住んでいてもわざわざ足を運ぶことがないので私もちょっとワクワクしながら資料館へ。一緒に展示ケースのお宝の数々を観ていると「うわ~持って帰るのどれにしよ~!」と彼女のつぶやきが聞こえてきて、それを聞いたとき「これって私が現代アートの展覧会に訪れた時必ずやってることと同じだわ~」とちょっと感動しました。どんな分野のものであれ自分だったらどれを選ぶんだろうといつも真剣に考えているうちにいわゆる見る目は磨かれていくのだとも改めて思った出来事でした。

その後は先生たっての希望で山田寺跡へ、、、看板はいつも見てたけどここも訪れるのは初めて。気持ちの良い風の吹く中私たち2人だけという贅沢。知らない間に先生に盗撮されてた💦

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明日香を車で回ってから11月のイベントのロケハン?と称し我が家へ。美意識の塊のような女性をお招きするのはとても勇気のいることです。でもとっても嬉しいことを言ってくれました。

「変なものが何一つない!」

これは私にとって最高の褒め言葉でありインテリアにおける真髄だと思うのです。この”変なものが何一つない”状態は簡単に思えて実はなかなか難しい。お客様のところに伺っても意地悪な目で見ているつもりはないのだけれど「なぜここにこれ?」なんて感じることがあって、その時には「ん~~~なんでこれなんですか?」と率直にお伝えします。絵を納品するにあたり環境、つまりインテリアを整えるのも私の仕事だからです。

ここでその目安をお話すると、、、

例えば頂き物のプリザーブドフラワーにうっすら埃がかかっている。新築する前のインテリアに合わせていたガーリーな写真フレームがモダンなインテリアの中に存在している、絶望的にそぐわない時計やら壺が置いてある(これは新築祝いかなにかで人様からいただいたケースが圧倒的)、、、数え上げたらきりがないくらいの変なものが目に飛び込んでくるんです。あまりストイックになってしまうのも良くないし、私は決して断捨離スト(ダンシャリスト?)ではないのですが、それらを取っ払うだけでインテリアの格がグ~ンと上がるんです。インテリアがなんだか思うようにまとまらない、理想のインテリアにならずアートを飾るなんて考えられない、そんな風に思われる方は一度”変なもの”と向き合ってみてはどうでしょう?

改めてそんな風に見ると海外、国内いずれの素敵なお住まいには”変なもの”はないはず。実用的なものだって出しておくという決断をしたからには出していても変じゃないものを最初から買うという選択だってある訳です。

では”変なもの”と”変じゃないもの”を見分けることができるようになるにはどうしたらいいの?それはもう訓練しかありません(笑)素敵なものに観て、上質なものに触れ、美しい音を聞く、まさに五感を鍛える訓練です。自分のテイストに近い素敵なお住まいをインスタグラムなんかで探してみるのもいいですね。そんな風に暮らしていると自分にとって”変なもの”がなにかがわかってきます。

変なものと決別してアートを飾りさりげなくお花を飾る生活を始めてみませんか?



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