ベネチアビエンナーレ2015の話など 日本館
えっと、このブログでのベネチアビエンナーレ報告も3回目となりますので、それがいったいいかなるものについてかは省略させていただきますので、ご了承くださいませね。
なので今回は先にお伝えしたようにハイライト中のハイライト(もちろん私的に、、、)のみのご紹介をしています。しかもワタクシ金獅子賞(つまり最優秀賞)を取ったアルメニアの展示も観ておりません。それには理由があってこの展示はリド島近くの小さな島にあり、そこを往復するのに実に半日以上有すること。それと果敢に挑戦はしたんですが、水上バスの経路をどう調べてもよくわからず、切符売り場のオバチャンも全くいい加減なことしか教えてくれず。。。その返答の誠意のなさなんて”なんなら泳いでいけやあ~レベル”ですよ、まったく。。。
さて2015ビエンナーレのテーマは「全世界の未来」。キュレーターとして迎えられたのはナイジェリア出身のオクウィ・エンヴェゾー氏。いわゆる第三世界の出身者。そのせいかどうかわかりませんが地域性と政治色があまりに強く、特にアルセナーレ会場の方はちょっと”キツカッタ”です。全く消化できないっていうか、、、ここまでアートって難解であるべきものなのか???と正直感じてしまいました。もちろん現代アートにその時代性を物語る要素は必要不可欠ですが、難しすぎる必要もなかろうと、、、、そう思う訳です。
私はどちらかというとアートオリンピック的な気分を味わえるジャルディーニ会場の方が好きだったりします。訪れた日は本当に素晴らしいお天気で会場をぶらぶらするには最高の1日でした。

私の個人的金獅子賞はなんといってもこの日本館!別に日本人だからって訳ではありませんよ(笑)。本当に強烈なイメージを残す素晴らしい展示だったのです。中を訪れた観客を観察してたんだけど、ぜったい「!!!」指数はジャルディーニ会場いちだったと思います。代表に選ばれたのは塩田千春氏。おそらく多くの方がどこかで塩田氏の作品を目にしたことがあるのではないでしょうか?

さあ、中に入ってみましょう。。。
Wow!!!
作品タイトルは「掌の鍵」



空間にぎっしりと張り巡らされた赤い糸にぶら下がるのは世界中から集められた18万個もの鍵。床に置かれた朽ち果てた2艘の小舟はベネチアで調達したものだそうです。もうすごかった、、、なんていうんだろう、その鍵にもいろんな人の過去や思いが詰まってるんだろうと考えると、感動を軽く飛び越え向こう側に行っちゃったて感じ。。。塩田氏の作り出した赤の世界はもはや別次元。あれを体験できて本当に本当に良かった。。。

ここで塩田氏のコメントを引用しますね。
「赤い糸は人と人とを結ぶ。鍵は人間の生活に密着している大切なもの。未来の扉を開けるチャンスをも担っている。」
さてこれらの鍵は日本でも美術館などで専用の箱が設けられ集められていました。出かける前に仲良しHしゃんが「うちの鍵が使われているか確認してきてください。」との挑戦状が叩き付けられましたが「探せるかい!」っちゅうねん。。。
でも心優しい私は鍵を提供した彼女にせめてもの思い出の品を持って帰ろうと会場に積み上げられ持ち帰り自由のポスターをお土産にしましたのよ。皺にならないようスーツケースに入れるのが大変でした。。。
帰ってからフランス語のプライベートレッスンでセンセイが塩田千春氏作品のファンであることが判明し、もう一枚あったポスターを進呈することになりました。センセイ、めちゃ喜んでました。フランス語で、、、
なので今回は先にお伝えしたようにハイライト中のハイライト(もちろん私的に、、、)のみのご紹介をしています。しかもワタクシ金獅子賞(つまり最優秀賞)を取ったアルメニアの展示も観ておりません。それには理由があってこの展示はリド島近くの小さな島にあり、そこを往復するのに実に半日以上有すること。それと果敢に挑戦はしたんですが、水上バスの経路をどう調べてもよくわからず、切符売り場のオバチャンも全くいい加減なことしか教えてくれず。。。その返答の誠意のなさなんて”なんなら泳いでいけやあ~レベル”ですよ、まったく。。。
さて2015ビエンナーレのテーマは「全世界の未来」。キュレーターとして迎えられたのはナイジェリア出身のオクウィ・エンヴェゾー氏。いわゆる第三世界の出身者。そのせいかどうかわかりませんが地域性と政治色があまりに強く、特にアルセナーレ会場の方はちょっと”キツカッタ”です。全く消化できないっていうか、、、ここまでアートって難解であるべきものなのか???と正直感じてしまいました。もちろん現代アートにその時代性を物語る要素は必要不可欠ですが、難しすぎる必要もなかろうと、、、、そう思う訳です。
私はどちらかというとアートオリンピック的な気分を味わえるジャルディーニ会場の方が好きだったりします。訪れた日は本当に素晴らしいお天気で会場をぶらぶらするには最高の1日でした。

私の個人的金獅子賞はなんといってもこの日本館!別に日本人だからって訳ではありませんよ(笑)。本当に強烈なイメージを残す素晴らしい展示だったのです。中を訪れた観客を観察してたんだけど、ぜったい「!!!」指数はジャルディーニ会場いちだったと思います。代表に選ばれたのは塩田千春氏。おそらく多くの方がどこかで塩田氏の作品を目にしたことがあるのではないでしょうか?

さあ、中に入ってみましょう。。。
Wow!!!
作品タイトルは「掌の鍵」



空間にぎっしりと張り巡らされた赤い糸にぶら下がるのは世界中から集められた18万個もの鍵。床に置かれた朽ち果てた2艘の小舟はベネチアで調達したものだそうです。もうすごかった、、、なんていうんだろう、その鍵にもいろんな人の過去や思いが詰まってるんだろうと考えると、感動を軽く飛び越え向こう側に行っちゃったて感じ。。。塩田氏の作り出した赤の世界はもはや別次元。あれを体験できて本当に本当に良かった。。。

ここで塩田氏のコメントを引用しますね。
「赤い糸は人と人とを結ぶ。鍵は人間の生活に密着している大切なもの。未来の扉を開けるチャンスをも担っている。」
さてこれらの鍵は日本でも美術館などで専用の箱が設けられ集められていました。出かける前に仲良しHしゃんが「うちの鍵が使われているか確認してきてください。」との挑戦状が叩き付けられましたが「探せるかい!」っちゅうねん。。。
でも心優しい私は鍵を提供した彼女にせめてもの思い出の品を持って帰ろうと会場に積み上げられ持ち帰り自由のポスターをお土産にしましたのよ。皺にならないようスーツケースに入れるのが大変でした。。。
帰ってからフランス語のプライベートレッスンでセンセイが塩田千春氏作品のファンであることが判明し、もう一枚あったポスターを進呈することになりました。センセイ、めちゃ喜んでました。フランス語で、、、
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コメント
本当に素晴らしい。日本人として誇らしい。
ブログを通して共感できる幸せを噛み締めています。
2015-07-13 23:15 あかり URL 編集
あかりさん♪
私の拙い文章とまずい画像であの作品の素晴らしさが上手く伝わっていたでしょうか???
世界を相手にしているアーティストってすごいですよね~~~
2015-07-14 09:22 allier URL 編集