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2015/06/29

バイエラー財団美術館

皆様、お久しぶりです。とはいえ旅行中はマメにインスタグラムを上げていたのでそちらをご覧の方は道中のハイライト?をもうご存じかと、、、アートの旅明けはいつも「もういいです、アート。もうお腹いっぱいです、現代アート。」となるのが常ですが、今回もそうです。「もう胸焼けしそう。」

さて旅の目的はアートバーゼルとベネチアビエンナーレ見学の一人研修旅行。研修できたのか否かはさておきいろいろ考えることの多い旅となりました。今までなぜかタイミングを逃しており今回が初バーゼル。初めての街を訪れるのはもちろん少し不安もありますが(紛争地帯に足を踏み入れる訳でもなし)私の場合どちらかというとワクワク度の方が大きくなります。空港に降りたった途端原田マハ氏の「楽園のカンヴァス」を思い出したりなんかして。。。

バーゼルはとても小さな街で数時間過ごしただけですぐに一人でも動き回ることができます。なんたって強い味方はトラム!バーゼル市内のホテルに1泊以上すると公共交通機関に乗り放題のチケットがもらえるのです。もう一度言いましょう、乗り放題!!!最初の一回だけ反対方向に乗って間違ってしまったけど、すぐに慣れてス~イイスイいろんなところに行けちゃいます。地下鉄と違い外の風景を楽しめるのも良いですね。トラム大好き~~!!!

なにからお話していか分からないのでそんなトラムに乗って出かけた郊外にあるバイエラー財団美術館のご話から。緑に囲まれた素晴らしい環境の中に佇むバイエラー美術館はレンゾ・ピアノ氏の設計によるもの。アートファンのみならず建築好きの方にもたまりません!

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こちらはギャラリーを経営していたバイエラー氏の個人コレクションを展示している美術館。どうぞギャラリー経営で財を成した方どんどんじゃかじゃかこんな美術館を建てちゃってください!でもって素晴らしいコレクションを見せちゃってください!

さて館内ではゴーギャンとマルレーネ・デュマス2つの展覧会が開催されていました。デュマス氏の作品て1,2点観ただけでも心が重~~~くなるのに展覧会ときたひにゃあ、もうドヨヨ~~~ンですよ、まったく。そんなデュマス氏の作品中ちょっと救われた感じのある作品をパチリ。

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ゴーギャン、デュマス作品の展示を抜けカルダー部屋を通り過ぎると(なぜだかカルダー展のみ撮影不可。)じゃじゃ~~ん私の大好きなタイプの作品がずらり!ミニマリズムの巨匠ロバート・ライマン氏の展示でありました。いくら好みが古いと言われようとなんと言われようと私はミニマリズムが大大大好きなのです。

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そしてこの作品を前に動けなくなってしまい不思議な体験をしたのです。ず~~と観ているうちに心の振動と作品から発せられる波数のようなものが完全に一致したような、、、ピタッと一緒になったような、、、シンクロしたような、、、きっと心から好きと思える作品に出会った時にそうなるのでしょうね。もちろん今までもそうだったんだけど、それを感覚的に意識したのは初めてだったかも、、、

その後午後にアートバーゼル会場で「オソロシク高いだろうけどこれ欲しい~~~~!」と持って帰ることができるならこの1点に選んだこちらの作品、、、、

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なんとこちらもライマン氏の作品でありました。そりゃ買えんわ、、、でも「私ってすごい!ぶれてない!ある意味見る目あるやん!」と悦に入ったりなんかして、、、

さて館内をめぐった後お庭を散歩。あいにくの小雨交じりのお天気でしたが、緑が一層映えてとても美しい。あ、なんか巨人が、、、

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野外彫刻や併設されているレストランも全てが完璧な風景。

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遠くに目をやると放牧されている動物たちがのんびり草を食べておりました。なんかうちの近所の風景に似てる、、、

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なんだか1回目から久しぶりのブログに四苦八苦。ベネチアまでたどり着けるのだろうか、、、皆様のんびりお付き合いくださいませね。
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