新平誠洙:window upset~アートコートギャラリー
今年のまだ半分も過ぎていませんが、なんと2015奥村大賞平面作品部門が早くも出てしまいました!2代目アルバイト金光男氏からバトンを渡された3代目アルバイト新平誠洙氏。3代目襲名(?)記念に新たな台車に新平号と名付けたのですが、ここのところ彼の出動はなく会う機会がありませんでした。そんな新平氏の初個展が昨日から始まったのです。
奥村大賞に輝いた作品はこちら!

久しぶりに猛烈に欲しいと思った作品。かねてからソファの後ろに飾る若手作家の大きな作品を探しているのですが、この作品はその”リビングに飾るでかい絵大賞”までダブル受賞するところでありました。本当に買いかけたのです、、、本当に。ただでか過ぎる。でかい。。。だって162㎝角ですよ!床に置いたらそこで生活できるくらい。でも私はそんな大きさの作品をいささかスケールアウト気味に飾りたいという欲望をいつも抱えていて「もうえいやっといっちゃう?」てなったんですが、、、「ちょっと待って階段回られへん!」ということになり、、、我が家のリビングは2Fにあるためどうしたって階段を使い作品を運ばねばなりません。ピアノを搬入するときのようにクレーンで吊り下げる、、、いやそれでも掃き出し窓がないため搬入不可能。で、新平氏は言いました。キャンバスを外してくるくる丸めて運びましょうか???カーペットみたいに、はたまたヨガマットみたいに、、、ま、ね、そりゃ不可能じゃないけどさ、、、
これは今の彼の”限界のさらに向こう側級”の作品のようです。
ああ、、、欲しい。。。
さて展示風景に目をやってみましょう。


窓に映り込ん込み複数の像が重なり合う様、そして時間の経過をそのまま写し取ったようなシーン。そしてそれらを描いたキャンバス上に存在する蛍光色の垂直または斜めの線に注目してください。この線がとても深い意味を持っているのです。私はこの線にやられちゃったのかもしれません。(線の説明はギャラリースタッフに聞いてくださいね。ここでの説明は難しい。またしても投げやり、笑)
昨年卒展で観たビルエヴァンスの小さなシリーズも。。。線の場所、変わっていく表情に時間の移ろいを感じます。


ここには紹介していませんが新平氏は直視するのを避けてしまうような現実といったものをモチーフとして取り上げていることもあります。現代アートは綺麗なだけではなくその時代を切り取る鋭い視点、そして内面的な深い思考がベースに存在します。ただそれらをそのまま表現するのでは単なるエログロな作品になってしまい鑑賞者の心の深いところまで届かないと常々思っているのです。そういった事象を美しくかっこよく表現している方がより深く沁みわたり後にも記憶として残る、私は作品を観るときにいつもそう感じます。
奥村大賞に輝いた作品は重いテーマとはかけ離れ、光と影が印象的な超クールな作品です。皆様”奥村大賞作品”を観に是非足を運んでくださいね!会期は7月18日迄。7月4,5日に開催されるART OSAKAでもアートコートギャラリーのブースで作品が紹介されるようです。こちらも是非に!
奥村大賞に輝いた作品はこちら!

久しぶりに猛烈に欲しいと思った作品。かねてからソファの後ろに飾る若手作家の大きな作品を探しているのですが、この作品はその”リビングに飾るでかい絵大賞”までダブル受賞するところでありました。本当に買いかけたのです、、、本当に。ただでか過ぎる。でかい。。。だって162㎝角ですよ!床に置いたらそこで生活できるくらい。でも私はそんな大きさの作品をいささかスケールアウト気味に飾りたいという欲望をいつも抱えていて「もうえいやっといっちゃう?」てなったんですが、、、「ちょっと待って階段回られへん!」ということになり、、、我が家のリビングは2Fにあるためどうしたって階段を使い作品を運ばねばなりません。ピアノを搬入するときのようにクレーンで吊り下げる、、、いやそれでも掃き出し窓がないため搬入不可能。で、新平氏は言いました。キャンバスを外してくるくる丸めて運びましょうか???カーペットみたいに、はたまたヨガマットみたいに、、、ま、ね、そりゃ不可能じゃないけどさ、、、
これは今の彼の”限界のさらに向こう側級”の作品のようです。
ああ、、、欲しい。。。
さて展示風景に目をやってみましょう。


窓に映り込ん込み複数の像が重なり合う様、そして時間の経過をそのまま写し取ったようなシーン。そしてそれらを描いたキャンバス上に存在する蛍光色の垂直または斜めの線に注目してください。この線がとても深い意味を持っているのです。私はこの線にやられちゃったのかもしれません。(線の説明はギャラリースタッフに聞いてくださいね。ここでの説明は難しい。またしても投げやり、笑)
昨年卒展で観たビルエヴァンスの小さなシリーズも。。。線の場所、変わっていく表情に時間の移ろいを感じます。


ここには紹介していませんが新平氏は直視するのを避けてしまうような現実といったものをモチーフとして取り上げていることもあります。現代アートは綺麗なだけではなくその時代を切り取る鋭い視点、そして内面的な深い思考がベースに存在します。ただそれらをそのまま表現するのでは単なるエログロな作品になってしまい鑑賞者の心の深いところまで届かないと常々思っているのです。そういった事象を美しくかっこよく表現している方がより深く沁みわたり後にも記憶として残る、私は作品を観るときにいつもそう感じます。
奥村大賞に輝いた作品は重いテーマとはかけ離れ、光と影が印象的な超クールな作品です。皆様”奥村大賞作品”を観に是非足を運んでくださいね!会期は7月18日迄。7月4,5日に開催されるART OSAKAでもアートコートギャラリーのブースで作品が紹介されるようです。こちらも是非に!
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