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2015/05/19

「わからない」から始まるアートの冒険

今日は久しぶりに語ります。。。(笑)

先日ずっとファーストピースを探していた東京に住むそれは美しい素敵女性Mちゃまよりついにアートを購入したとの連絡がありました。長らく私のブログを読んでくれていて、東京でのイベントの際にも必ず足を運んでくれて、いつかは上質のアートを手に入れたいと話していた彼女、、、なんとミヒャエル・テンゲス氏の小さな作品とクリスティアーネ・レーア氏のドローイングを大人買いされたそう!本当なら私がすぐにでも設置に行きたいところですが、取りあえずは「わかってると思うけど作品を飾るのは低めに!!!」と念押ししておきました。(これいつも言ってますね、笑)

この数年で彼女の中にアートを受け入れる心の準備ができていたようでとてもとても嬉しく思いました。

続きはこちらを、、、

さて私がとっても尊敬している鹿児島のギャラリスト大城さん。とびきり素敵な女性できっと地元にもファンがいっぱいいるんだろうな~って思います。彼女のギャラリーで先日岩名泰岳氏の個展が開かれ、その際にあったエピソードをMA2ギャラリーの松原ネエサンが教えてくれました。作品を買ったある若い女性が「自分には大城さんのところで買う抽象的な絵は本当のところわかっていない。でも今作品を買うことによって将来それらがわかる人間に成長したい」と話していたそうなんです。私はこの話を聞いたときなんだか鳥肌が立ちました。なんて素晴らしい言葉なのでしょう!そしてきっとその若い女性は数年後それは素敵な女性になっているのだろうと確信しました。

アートをお勧めするとき多くの方が「よくわからない」という言葉を口にされます。でもこのフレーズ、女性の場合はわりとすんなり撤回してくださるんですね。「そっかわからなくていいんだ~好きか嫌いかでいいんだ~」って。でも男性の「わからない」は少々厄介です。女性と違い男性の「よくわからない」は理解できていないことを一番カッコよく表す場合が多い。もちろん私のお客様のご主人様達の多くははすぐに「わからない」から「なかなかいいね~」に変わってくださいますけど。奥様の影響で一緒にギャラリーや美術館にまでお出かけなさるようになったり、なかなか良い変化を遂げられるようです(笑)。

インテリアコーディネーター時代にゼネコンの設計部長にあるプレゼントしたところ「あんたのやりたいことは全然わからない。センスがないんだよ。」とそれは屈辱的な言葉を浴びせられたことがあります。でもその時自分なりに分析したところその男性は自分の知らないイタリア家具や照明がプレゼンボードに存在していたことが気に入らなかったようなんですね。建築を学んだ人にとってのカッコいい家具、正しい家具は、ル・コルビジェやミース・ファン・デル・ローエのデザインでなければならなかったのです。かなりの思考停止度ですね、、、ほんと(苦笑)。とまあ殿方の憮然と発する「わからない」は時としてプライドや妙な意地が隠されているようでちょっぴり困りもの。(ワタクシ女尊男卑主義者ではありませんよ!)

何が言いたいかというと「わからない」にも根底にいつも何かを受け入れる柔らかな心が存在していれば、男女問わずアートをすぐに受け入れることができるような気がするってことです。わからないながらも一目惚れするような作品に出会う、数年かけて作品を受けいれる心構えをする、もしくは将来的にわかるために作品を購入する。いずれも「わからない」といういささかネガティブな言葉が始まりだけど実はポジティブなものへと変化している良い例だと思いませんか?

「わからない」、、、そこから始まるアートの冒険はとても知的で刺激的で人生を楽しくしてくれます。


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