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2015/03/08

大平博士と驚異の部屋展~GALLERY DE ROOM 702

ずっと覗いてみたかったアンティークショップANTIQUE ROOM 702。お店の2Fにあるギャラリーで面白い展覧会があるとの情報?をもらって行ってきました。個性的なアンティークが所狭しと並ぶ店内を通り抜けギャラリーへ。展示台が並び素敵なガラスケースが並んでいますが、中をのぞき込むと???「何にも無い!!!」

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空っぽのケースにはタイトルがそれぞれ付けられていますが、中には何も入っていないのです。。。

展覧会テキストにもあるようにイヴ・クラインによる「空虚展」、ロバート・ラウシェンバーグの「ホワイトペインティング」、ジョン・ケージの「4分33秒」(演奏しない音楽!)などなど”無”を題材にした鑑賞者を煙に巻くような作品が過去に存在しました。今回の大平龍一氏も作品に”無”を封じ込め、私たちに想像することを委ねているような気がします。空虚な無の空間をただ見つめることでそこに漂う空気を感じ取り、作家の想いにあれこれと想像を巡らせる、そんな美術鑑賞も時には悪くありません。さあ、あなたは何を感じるでしょう???

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さてこの階段を降りてもう一度お店に戻ります。

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独特の雰囲気にのまれそうになってしまいますが、店内装飾も含めオソロシイまでのセンスです。東京に比べて数は少ないけれど、関西に根を張ってがんばっているクリエーター達の作り出すものや空間のクオリティーってものすごく高くなっている気がしてちょっと嬉しくなります。レセプションのテーブルも素敵で思わずパチリ!

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この日は京都パラソフィアからの大阪で体はぐったり。でもなんだか頭と心がフル充電されたような1日でした。
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