イングリット・ヴェーバー「terra verde」~タグチファインアート
いろんなところでご紹介の度にお問い合わせをいただくイングリット・ヴェーバー作品はもちろん私も大のお気に入り。そんな彼女の個展が4年ぶりにタグチファインアートで先週から始まりました。
イングリット氏の作品はほとんどがモノクローム。制作準備段階で顔料を混ぜ合わせその微妙な配合の差でできる色で単一に描かれており、そのためそれぞれの作品が持つ色の”深み”は独特なのです。いつも簡単に”深い”という形容詞を使ってしまうのですが、イングリット氏の作品についてお話するときはどうにも困ってしまいます。



たとえばこれらを”深い緑”と形容したとしましょう。しかしイングリッド氏の作品に使われている色には個々に深みがありそれだけの表現ではいかにも物足りない気がするのです。そしてそんな時には作品のタイトルになっている顔料を表す、いささか聞きなれない名前に妙に納得をしてしまうことがあります。たとえば今回の展覧会タイトルである「テラ ヴェルデ」は天然の鉱物から作られる顔料で古代から使用されており、中世イタリア絵画においては鮮やかなピンク色や赤を中和させるためそれらの下地に使われていたのだとか。
さてさてイングリット氏の作品は渋い色味同様鮮やかな色もとても魅力的です。



春夏には明るいオレンジや黄色の作品、そして秋冬にはグリーンや紫の作品と、季節ごとにイングリット作品を掛け変えることができたらなんて素敵なんでしょう♡
展覧会では木製パネルに顔料、テンペラ、漆で描かれた新作も展示されています。今月27日までの会期ですので皆様お見逃しなく!!!
イングリット氏の作品はほとんどがモノクローム。制作準備段階で顔料を混ぜ合わせその微妙な配合の差でできる色で単一に描かれており、そのためそれぞれの作品が持つ色の”深み”は独特なのです。いつも簡単に”深い”という形容詞を使ってしまうのですが、イングリット氏の作品についてお話するときはどうにも困ってしまいます。



たとえばこれらを”深い緑”と形容したとしましょう。しかしイングリッド氏の作品に使われている色には個々に深みがありそれだけの表現ではいかにも物足りない気がするのです。そしてそんな時には作品のタイトルになっている顔料を表す、いささか聞きなれない名前に妙に納得をしてしまうことがあります。たとえば今回の展覧会タイトルである「テラ ヴェルデ」は天然の鉱物から作られる顔料で古代から使用されており、中世イタリア絵画においては鮮やかなピンク色や赤を中和させるためそれらの下地に使われていたのだとか。
さてさてイングリット氏の作品は渋い色味同様鮮やかな色もとても魅力的です。



春夏には明るいオレンジや黄色の作品、そして秋冬にはグリーンや紫の作品と、季節ごとにイングリット作品を掛け変えることができたらなんて素敵なんでしょう♡
展覧会では木製パネルに顔料、テンペラ、漆で描かれた新作も展示されています。今月27日までの会期ですので皆様お見逃しなく!!!
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