感動の土曜日
その際に「高田郁さんのサイン会があるんだけど行ってみない?」とお誘いを頂きました。「ぜったい行きたい!」と私同様すっかり高田作品にハマったコーディネーターMさんがサインチケットを先日の台風の中ゲットしてくれ、昨日3人で出かけてきました。サイン会の前に奥様お勧めのお蕎麦屋さん「御綾院 香雅」へ。私の「一番好きなのはお鮨とお蕎麦なんです!」という一言を覚えていてくださったんです。。。
そしてこちらのお蕎麦、、、絶品!!毎日通いたいくらい美味しいお蕎麦!(写真はもちろん、あ・り・ま・せ・ん!お蕎麦とお鮨の写真なんか撮ったら美味しさが半分持ってかれますもの!笑)。不定休かつ売り切超早そうですが、お蕎麦好きの方ぜひトライしてみてください。あ~しかし絶品お蕎麦と高田郁氏のサイン会とはこれほどまでに素晴らしいカップリングが他にあるでしょうか?(このシリーズを読んだ方ならその意味わかりますよね?ふふふ)
サイン会の様子やら思うことやら今日は長くなりそうなのでお時間のある方続きをどうぞ。。。

C様いわく「本を誰かにプレゼントするなんてとても勇気のいることだったのよ。」と。それわかります!だって読んでいる本はその人の内面そのままを表しているようなものですもの。私もブログを始めた頃は本の話をすることはできませんでした。今ではこのブログに訪問してくださる方は私のことよ~くご存じだと確信?しているので、さらっと本の話もできるようになりましたが。C様はこの本の感動をお福分けしたいというお気持ちで本をプレゼントしてくださったんですね。思えばここでお勧めアートを紹介している私の気持ちも全く同じかもしれません。「多くの方にこの作品を観てほしい!そして感動してほしい!」そんなシンプルな思いとでもいいましょうか。。。
「八朔の雪」は去年台湾からの帰りのフライトで読み号泣。それ以降全シリーズを買い、新刊が出るたびに楽しみにしていたのです。昨日はさらに私がまだ読んでいなかった高田氏のエッセイをプレゼントしていただきました。で、、、帰りの電車で読みさすがに号泣できないからグズグズグズとなりながら帰宅。いったい私はなにものだ?
さてさてサイン会の様子など。写真は一切NGでしたが高田氏は想像通り温かくて優しい雰囲気をたたえた作品そのままの方でした。私の前にいらした方とのやり取りを見ているだけでまたまた涙腺が緩んできてしまい、私の番が来た時に「前の方とのやり取りをお聞きしてただけで私もう泣きそうです~」と伝えると、涙腺決壊寸前の私を気遣い、茶目っ気たっぷりに「あら!騙されてますね!本当は腹黒いんですよ!」と笑わせてくださいました。そこは関西人同士「腹黒さでは負けませ~ん」とにわかに切り返しましたけど(笑)。最後には「お互い腹黒く生きていきましょうね~笑」と声をかけてくださってさらにワタクシ「座右の銘にします!」と即答!ああ、高田氏に”腹黒い”などというワードを2回も連呼させてしまった。高田氏ファンの方お許しくださいませ。。。
すでに昨日の夜読み終えたエッセイの中にも感動的なエピソードがたくさんありました。あとがきの中から以下抜粋です。
"物心ついた時から今日まで、私は多くの本に出会い、生きにくさを軽減してもらいました。ちりちりと焼けるような焦燥感や、底知れぬ悲しみを覚えた時も、本の中の一文に救われたことがあります。ともすれば自己否定に走りがちな屈折した心に、しっとりと寄り添ってくれたのもまた、本だったのです。
だからこそ、私自身も、いつか、誰かの人生の伴走者になりうるような小説を書けたら、と心から願っています。"
昨晩ある年下の友人の悩みを聞き私の持っている高田本を全部貸し出すことにしました。きっと励まされると思うから、、、そして号泣させちゃいたいから(笑)。
~余談~
とまあ、”感動しい”の私は本や映画でよく号泣してます。コーディネーター時代のこと、お客様が時間に遅れていて待ってる間なんの気なしに打ち合わせコーナーにあったお子様用DVD「ファインディング・ニモ」を見出したらなんだか泣けてきて、一人グズグズ。そこへ突然営業がやってきて「どしたんですか?奥村さん?」と聞くから「いやこれええ話やなあと思って泣けてきちゃって。。。」と答えると「泣くような話っすかね。。。」と冷たく返され、心の中で「チッ、だからアタシはアンタのことが大嫌いなんだよ。」と舌打ちしたのでした。高田氏と違い私は正真正銘腹黒い。。。
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