大西伸明氏作品とご縁のマナーの関係について???

なぜこんなに納品が遅くなったかというと、展示台を私が作成していたからです。作成といっても東急ハンズで小さな板を買ってラッカースプレーでホワイトに着色しただけなんですけど💦「大丈夫かな~こんな展示台で?」と心配していたのですが、どこに飾ろうかと楽しそうに考えておられる様子に一安心。
奧村の愛のこもった展示台、、、プライスレス、、、嘘です
Aマダムは関西中心に住宅関連のライターをなさっています。そんなこともあって、話の途中から仕事の相談になって甘えさせてもらうことも多いのですが、先日のイベントのことを「私、思ってたのよ~たくさんのいろんな分野の方がいらしてて10年間奥村さんいろんな人にいっぱい会って頑張ってきてたんだな~って。」と感想を伝えてくださったんです。イベントがとても素敵だったと言って頂くのはもちろん嬉しいのですが、違う側面でそんな風に感じてもらえてたことに感激しました。今日は私の考えるご縁のマナーについて、、、実は大西作品も微妙にそれに絡んでくるのです。お時間のある方続きをどうぞ。
7月のイベントを開催するにあたり多くの方の助けを借りました。大きなことから細々としたことまで「あ!これはあの人に聞いてみよう。」「これはあの人に頼んてみよう。」といろんな方のお顔が自然と浮かんだのです。これは10年前では到底考えられなかったこと。受付をお願いするアルバイト探し一つにしても「これは大西さん(大西伸明氏)にお願いしてみよう。彼なら絶対に良い方を紹介してくれるはず。」と忙しい大西さんにいろいろ無理を言い、時間や金額の話も相手方に伝えてもらって、私もその女性と何度もやり取りをして「やっぱり大西さん!良い方を紹介してくれた!」と桃ちゃんにお願いするに至ったのです。(エース級アルバイト桃ちゃんについてはイベントの様子のとこで書いてます。)ご縁というのは自分が必要とする時だけの一時しのぎでは繋がっていかないのだと思います。後に繋がっていくご縁を生み出すことができるか否かは、それまで自分が誠実に人と向き合ってきたかどうかが試されているような気がするのです。
インテリアコーディネーター時代はフリーランスで仕事をしているものの住宅メーカーと契約していることもあり、自分でお客様を探してこなくてもいいし、新商品の情報も各メーカーの営業マンがワークルームにわざわざ足を運んで教えてくれるし、何かあったら社内で勉強会を開いてくれる、そんな感じでした。仕事はもちろん大変だったけど、ご縁、情報といった面では常に受け身だったように思います。(特に私は、、、)なのでアートの仕事を始めた時、名刺やHP作成をお願いする人を探すだけでも大変だったんです。これには自分でもびっくりしました。今まで多くの人に会ってきたのに私には何の人脈もなかったんだってちょっとショックでした。運よく後輩コーディネーターからウエブディレクターのまりちゃんを紹介してもらいましたが、彼女と出会えたことは幸運中の幸運だったと思います。(彼女はどうだろ??笑)それ以降彼女との強い信頼関係もでき(これまた思っているのは私だけか?笑)うんと年下だけどしっかり者のまりちゃんといつも新たなステージに上がっていこうと励ましあってるんです。(毎年恒例のえべっさん詣りの時に1年の抱負を語り合う仲。笑)
そんな訳でなんの後ろ盾もなく突然アートの仕事を始めてから人さまとのご縁の大切さを痛感するようになりました。おいしそうな話や、すごくお得そうな人脈にまつわる話はたくさん訪れます。でもその中で本当にお互い信頼しあい、相手のためにひと肌脱ぐ覚悟のご縁に繋がっていくことなんてほんの僅かです。その僅かなご縁にたどり着くまでいっぱい嫌な思いをしていっぱい裏切られるものなんです。だからこそこの10年で私なりにご縁にまつわるマナーみたいなものを学んだような気がします。そう、ご縁の使い方だってマナーが存在するんです。
フリーランスで仕事をしていく以上人脈は財産です。でもこれは一人占めしちゃだめ。もちろん大きな気持ちで人様にもお福分けするべきです。自分も頂く立場なんですから。でも人様の築き上げたご縁を使わせていただく時は必ずその方に報告するべきだと思います。勝手に誰かに紹介したりあたかも自分の人脈のように振る舞うのは完全にアウトです。私だったら(心が狭いのか?)大切なご縁を勝手にこそこそ使われていたらとても気分が悪いからです。
先日ある方から「奥村さんを通じて○○さんとFBで繋がりました。」と、とても丁寧なメッセージが届きました。これはとても嬉しかったし、私も丁寧過ぎるくらいのマナーを持てる人にならなきゃと改めて思う機会にもなりました。FBやラインといったもので簡単に人と繋がることができる世の中ゆえそこをちゃんとするかしないかでその人の品性までもが試されているような気がします。
もう一つ、どなたかをご紹介して頂いた時は「まだ連絡しなくていいかな。」と思わず、逐一ご縁をもたらしてくださった方にその後のやり取りをご報告をするようにしています。これまた私に置き換えてみたとき「紹介したけどその後どうなってるのかしら?」と思ったり心配したりする時があるからです。そんな無駄な時間をその方を与えてしまうこと自体やはりマナー違反だと思います。
あ~それと最後に一番大切なこと。ご縁を頂いたらご縁を返す気持ちをいつも持ち続けること。すぐには無理でもいつも頭の片隅に置いておくように心がけています。一方的に人のご縁をかっさらう?ばかりではいけません!それはとても品のないことですから。。。
偉そうに言ってますが、これらはいつも自分がそうしなきゃと思っていることばかりなんですけどね(笑)。
で、なんで大西作品がこの話にかかわってくるかというと、お買い上げいただいたAマダムは大西さんが紹介してくれた桃ちゃんのお母様が主宰なさっているガラス工芸の教室に通っていることが、この作品の受け渡し中に判明したんです!やはりご縁というのはピンポイントで繋がるのではなく複合的にいろんなことを積み上げてきたところに発生するもんなんですね~思わず大西氏とアメリカに滞在中の桃ちゃんとメールしちゃいました。
そしてそして ご縁の話は別として、、、
Comme le monde est petit!!
てことで驚いた出来事でした。
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