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2014/05/01

窓辺のお話

海外に行くたびに窓際の美しさに感動するのは私だけではないはず。日本と違い外向けに発信されたこだわりとでもいうのでしょうか?先週の旅行は久しぶりにインテリア魂を揺さぶられた?旅でもあったのです。日本から撤退してしまったベルギーに本店を置くインテリアショップフラマンには残念ながら立ち寄ることができなかったものの、その代わりオランダの住宅のウインドウトリートメントにすごく触発されてしまいました。

インテリアコーディネーターだった時はそれはいろんなカーテンスタイルを提案してきましたが、可愛いスタイル(今はあんまり流行ってないけどカフェカーテンとかね。)はどちらからというとお客様からのリクエストである場合がほとんどでした。どうしても私は日本の街並みにそういったスタイルはそぐわないような気がしていたからです。そしてそういったスタイルを維持するのが難しいのを知っていたから。よく目にしませんか?電車などから見る日本の窓周りの悲しい実情。こだわったはずのカーテンはメカが壊れたのかぐちゃぐちゃに、ガラスに押し付けられた無数のなんだかよくわかんないキャラクターのぬいぐるみ、、、決して道行く人に住み手のセンスをアピールしているとは思えませんものね。

今日は長くなるのでお時間のある方続きをどうぞ、、、



センスの良さを競い合うようなオランダの住宅の窓の多くはカーテンは開かれたままど~んと奥まで丸見え状態。もちろんダイニングやリビングの様子、人の動きだって見えちゃいます。(さすがに写真は撮れなかった、、、)中はきちんと整えられ、なおかつ個性豊かで美しい!おそらく普通の住宅街なんでしょうが、全部がモデルハウスさながら、、、
ああ、これが文化というものなら日本の昨今の断捨離ブームとはいったいなんぞや?と考えてしまいます(苦笑)。

まっ、いまさらこんなことに改めて言及するのも変な話なんですが、シンプルにそう思ったんですよね。そして帰ったら窓を開け放して暮らそうってね。(←単純すぎる~~!)

でも田舎暮らしの私にとってそれは結構簡単なこと。幸いなことに緑に囲まれているし、隣家の目も気にしなくて済みますから。ちょうど今は新芽が出てきた一番緑の美しい季節。普通なら緑の多い海外から帰ってくると真逆のような街並みに疲れるんでしょうが、飛鳥の緑に囲まれているとやっぱりここいいとこだな~と再認識。もしかして田舎に住むということはとてもカッコよくて素敵なことなんじゃないかしらん?(マジ田舎生活はいろんな意味で不可能だけれど。)

と言う訳でカーテンを開け放して生活中の我が家の夕暮れをパチリ!

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やはり私にとってアートとインテリアは両輪なんだわ。。。


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