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2014/02/05

Ting-Ting Cheng I know what you are trying to say ||~ギャラリーノマル

ノマルギャラリーでは台湾の現代美術画廊とのエクスチェンジ・プログラムである展覧会が開催されています。このエクスチェンジ・プログラムとはその名の通り展示場所を交換して展示を行うこと。つまり通常ノマルギャラリーが扱っているのではない台湾人作家の作品を鑑賞することができるのです。

Ting-Ting-Cheng氏は台湾出身で現在はロンドンを拠点にゴールドスミスカレッジに籍を置きながら世界的に活躍中の気鋭のアーティスト。今回の個展ももともとロンドンで展示されたもので3つのプロジェクトで構成されています。全てのプロジェクトは言語・コミュニケーション・異文化のアイデンティティといったものを取り上げてます。

まずはこちらから。ロンドンの図書館から彼女は理解できない言語の本を借りてきてそれぞれ言語ごとに積み上げたもの。ベンガル語ありロシア語あり、、、不思議なのはその側面からなんとはなしに言語の片鱗が読み取れること。私が一番気になったのは、もちろんフランス語!(笑)

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中央にあるテーブルにばらまかれているのは英語の単語でありながら中国語のそれと発音が似ているものだそう。当然ながら発音が似ていても持つ意味は違いますものね。。。

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こちらに並んでいるのは100日間自ら新聞、雑誌を買わず、TVのニュースも見ず頼んでいないのに彼女のもとに届く新聞のみを読む生活を続けそれらを記録をして残した作品です。

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映像作品では異なる母国語を持つ人たちに台湾映画のシーンを想像しながら説明してもらっています。言語を理解できない場合、その声のトーンや雰囲気といったものから人はどこまで理解できるのでしょうか?

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文字もの、本ものアートにめっぽうヨワイ私にとってはまさに”ツボ”的展覧会でありました。


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