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2013/11/22

ベネチア(1)

あっさり、すっきり、さっぱり、といった感じのベルリンからずっしり、どっしり、こってりのベネチアへ。(どっしりはどっちの街にもあてはまるか、、、)

さてベネチアビエンナーレに2度続けていった私が学んだことがいくつか。ずっと昔からベネチアビエンナーレに通っておられる方にとっては私などひよっこですが、、、

1)道に迷っても住人に聞いてはいけない。

これは2年前の旧ブログの中で書きましたが、ベネチア住人は成人に達するまでに恐らく一生分、いえもしくはそれ以上ツーリストに道を聞かれ続けてげんなりしているのかあって、極力ツーリストと目を合わせないようにしています。(風に思える。)もし無理矢理目を合わせて道を聞いても「あっち!」「こっち!」としか教えてくれません。彼らにすると精一杯の親切なんだと思いますが、そんな簡単な指示で迷路のようなベネチアの道を探し当てることなど到底できず、更に迷うことになるのです。

2)どんなに興味のある展覧会会場があったとしても地図を見て到達できない場合は15分であきらめる。

ビエンナーレ開催中は街の至る所でたくさんの展覧会が開催されています。でもそれらの多くは見つけるのがちょっぴり困難。そんな場合は縁がなかったと思いあきらめましょう。その代わり偶然の巡り合わせで、それは素晴らしい展示と出会うこともあります。そう、人と同じ。恋愛と同じです。出会いを大切に。。。(←ほんとかよ。)

3)ベネチア時間に慣れる。特に水上バス!

アートラバーというものはベネチアのみならず行った場所でできるだけ多くの展覧会を訪れたいと思うもの。しかしそんな考えはベネチアでは捨てましょう。なにしろ船だけが頼りのベネチアではなかなか思うようにことが運ばないからです。しかも船の速度かなり遅め。最初のうちは船上からの景色に「やっぱりベネチアって素敵!」なんてうっとりしますが、連日アートを追っかけてるとその速度にいらいらしつつ、もし横山やすし(←お若い方わかるかしら?でも私のブログそんなお若い方ご覧になってないわね。)が船に乗ってたら「運転わしに変わらんかい!」て軽くネタになるんだろうな、などと”しょうもなさ”ではかなり”高レベル”な想像をしたりなんかして船中を過ごすことになります。しかも橋が少ないときてるので対岸にぐぐっと引きつけられる展覧会らしきものを見つけても容易にたどり着けない!それも縁がなかったとあきらめるべし。

そうです、ある種の”悟り”を持ってベネチアビエンナーレを訪れることを心からお勧めします。その心構えさえあれば極上のアートの旅を満喫できます。

さてベネチアのお宿はこちらCa’Gottardi。船上バスの停留所からも近くて便利。こじんまりした温かい雰囲気が気に入り前回に続き宿泊しました。

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朝食コーナーも静かでコージー。。。

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すぐ外はこんな感じ。

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いよいよベネチア編のはじまり!
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