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2013/09/04

児玉靖枝 深韻-水の系譜~Oギャラリーeyes

9月に入り「そろそろアートの秋到来!」と思われる方、まずはこちらの展覧会から足をはこばれてみてはいかがでしょうか?観る度に絵の奥にある深い深い場所へ迷い込んでしまいそうになる児玉靖枝氏の作品。今回も氏が捉えた風景の前に立つと自身の心の中を覗き込んでいるような不思議な感覚を覚えます。

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氏の務める大学近くにある雑木林がモチーフとなっており、そこでは時折霧が立ち込めるそう。その鬱蒼とした靄の感じがキャンバスから伝わってきます。

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木炭で描かれた作品に思わず息をのみます。この作品からビシビシと児玉氏のすごさが伝わってくる。

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こちらは木炭に加え顔料などが重ねられた作品。あ~この静かなド迫力といったものをどう表現すればいいんでしょう?

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これらは水面に映る木々がモチーフ。展示場所高さも少し低めで湖面を覗き込んでいるように鑑賞できます。

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展覧会解説にある児玉氏の言葉でとても印象的だった個所を抜粋させていただきますね。

「目に映る風景は、己の魂の反映であることを思い知らされるこの頃です」

この1文で私は”児玉作品の奥に存在している何か”をほんのちょっぴり理解できたように感じたのでした。そしてなぜ冒頭書いたように心の奥を見ているような気持ちになるのかということも、、、

会期は9月14日迄ですので是非に!
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