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2018/06/17

「ホテルのアートを自宅にも」@A PLUS PROJECT

アート×生活を充実させるなにか、、、インテリアだったり工芸だったり、時にはアンティークなどなど 「A PLUS PROJECT」はMA2ギャラリーの松原昌美氏が手がける”アートを生活の中でもっと楽しもう”というプロジェクトです。ありがたいことに私にもお声掛けをいただき1月の出版記念イベントに続き「ホテルのアートを自宅にも」を企画させていただきました。

ホテルのインテリアに憧れる理由ってなんでしょう?非日常を体験できる素敵なインテリア?贅沢にあしらわれたフラワーアレンジ?自宅では考えられない素敵な照明計画?ラグジュアリー感漂う香り?そうそれら全てですね。

そして無くてはならないのがアートです!

私はよくアートの飾り方を体感するにはホテルが一番とお話しています。絵を飾る高さっだったり、調度品とのコーディネートだったり参考になることがたくさんあるからです。でも「ホテルに飾られているアートって自分では買えないんじゃない?」そう思われる方がほとんどでしょう。実はそんなことはないのです。私が普段お客様にお薦めしている作家の作品は多くのホテルに飾られているんですよ!

皆さんも生活にアートを取り入れてほんのちょっぴり優雅なホテル滞在の雰囲気を味わってみませんか?実際にホテルの壁を飾っているアーティストたちの作品を展示するイベントです。すぐにご自宅を飾ることができる版画作品や小さな作品もたくさんご用意しております。お家にアートをお探しの方、アートをどこで買っていいのか悩んでおられる方、ぜひぜひ遊びにいらしてくださいね!

日時:7月14日(土)13時~19時 /15日(日)12時~19時 /16日(月)12時~17時

場所:MA2ギャラリー

出展作家:坪田昌之・藤堂・平体文枝・船井美佐・山本晶・横溝美由紀・吉岡千尋(協力:アートコートギャラリー)

特別イベント:パレスホテルプチアートツアー 14日(土)10時半より約30~40分
*このイベントのみ予約制となります。少人数での開催となりますので先着順とさせていただきます。
*お申し込みはinfo@allier.jpまでお名前、電話番号を明記の上お願いいたします。定員に達しました。お申込みありがとうございました。キャンセル待ちお受けしております。

この機会にアートを購入してみたいと思われる方ご自宅の画像をご用意の上いらしてくださいね!その場でアドバイスさせていただきます。

東京方面の方にお目にかかるのを心より楽しみにいたしております♡♡♡
2018/06/12

HERS7月号

12日発売の「HERS7月号」で4ページに渡り”うちの子達”(アート)と一緒に飾り方の指南ページを担当しています。今月のアート特集は他の雑誌が今まで組んできたそれらと一味違い、全体的にとても良いバランスの特集だと思います。ご高覧いただけましたら幸いです。(なんと表紙は真悟クンですよ!)

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しかしこの特集タイトル「服よりアート?」に驚きです。それ以外にも誌面に踊る言葉の数々はこのブログやインスタグラムで私が唱え続けてきたことばかり!!!昔からのブログ読者の方には「ひょっとしてこの特集奥村さんの企画?」なあんて思われそう。あ、違いますよ💦

「日本のインテリアにもっと必要なのは上質な現代アートだ!」

そんな熱い想いだけでほぼ理解者ゼロのまま見切り発車的にこの仕事を始めて15年。まさかこんな特集が女性誌に組まれる日がやってこようとは、、、感慨深い。6年前に同じくHERSで1年半「もてなしのアート」を連載していました。企画をしてくれたエディターの鈴木さんと私で毎月のテーマを一生懸命考えてそれをカメラマンの森山氏が撮影してくれて、、、毎月それは美しい誌面に仕上がっていたのだけれど、時代が早過ぎたのか「本当に誰か見てくれてんのかいな?」て不安になることもしばしば。鈴木さん曰く「暗闇の中の湖に石を投げているような」(←言い得て妙!)そんな連載だったんですね。

ところが今回インスタにハッシュタグをつけたところ複数の方から「あの連載楽しみにしていたんです!」のコメントをいただき、なんだか昨日は何重にも感動した一日でした。

私の仕事はアート業界のメインストリームからは大きく外れ「一家に一作品」的な地味なアートインフラ工事のようなものです。でもそれをずっと見続けてくれている人がいて折に触れこんな風に声をかけてくれることがとても嬉しい。鈴木さん、いつもありがとうございます!そして今回も素敵な写真を撮て下さった森山さん、ありがとうございました!

私は今同様この先アート業界で有名にならなくてたって構わないんです。
私が見ている先はそこじゃない。

アートをどこでどうやって買ったらいいのかわからない

そんなアート難民の皆さんの間で名前を知られるようになりたいんです。
そして自宅に現代アートがある喜びを知った人たちの輪が広がっていけばいいなと思います。

やっぱ宗教ね。奥村アート教。奥村くみ教祖。

えっと、〆ます。



2018/06/10

NYへ(9)

最終日はアートを離れブルックリン散策。どうしてもお菓子屋さん「burrow」に行きたかったんだけどメモリアルデーのためお休み。しかもお店近くまで行ってインスタグラムを確認したらお休みのお知らせ、、、悲し過ぎる💦ちなみに前日たちばな氏に「らしくないんだけどこのお菓子屋さんにどうしても行きたいんだよね~」と場所を示すと「あれ?あれあれ?これってむか~し僕がアトリエ借りてたビルですよ!」続けて「この近くの地下鉄の入り口で4人組の強盗にぼこぼこにされたんですよ~」 その後の警察での臨場感あふれる話が続いた後「でも当時この話を友人にしたら”Welcome NY!!!”て言われたんですよね。。。」

そんな話も今は昔。ここDUNBO地区はすっかり観光化されのんびり人々が散策する幸せな風景が繰り広げられています。お店が閉まっていたショックの後、気を取り直しこれまた”らしくない”カフェに入ってなんかして。。。

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その後近くの「1ホテル・ブルックリン」へ。このホテルのコンセプトは”サスティナブル”だそうで木の香りが漂う空間はとにもかくにも心地よい。

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ここのソファも寝そうになるくらい気持ちいいのです~~

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当然トイレもチェック!

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日本で昨今オープンしているホテルはまだまだモダンラグジュアリー一辺倒だけど(TRUNK HOTELあたりは別として、、、)なんだか世界のホテルの流行って確実に変わってるよな~と今回改めて実感。(ちなみにエースホテルが京都にできるみたいだけどなんか違うよな~大阪とかにあった方が逆にしっくりくるな~ルーフトップから街眺めるにしても。←あくまでも私の個人的感想です)

さてここいらでまりちゃんのFB投稿に寄せられたグルメな方からの「ピーター・ルーガー・ステーキハウスに行くべし」とのコメントで急遽Uberでサクッと移動。しかしUberがなぜ日本で広がらないのでしょうね?それってやっぱり規制緩和の問題かしら?結局のところモリカケだって根本はそこにある訳で規制緩和して物事を前に進めていかなければ日本はどんどん世界から遅れていく一方だよな~とちょっぴり政治のことも考えたりなんかしつつお店に着くと開店前から長蛇の列。待ち時間2時間とのことで名前を告げてご近所散策。この辺りでもいろんなお店があったりしてなかなか面白かったです。ステーキの画像無し。

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短かったけどアート・インテリア充電ばっちりの旅でした。最後に言っていいですか?

関空からNY直行便飛ばしてくれ~!!!

おしまい
2018/06/09

NYへ(8)

この日のラストはブルックリンのたちばな氏のアトリエ訪問です。「次のチェルシー」といわえるアート発信地であるブッシュウィック地区にありしかも駅近という好立地条件!巨大壁画を見ながらぶらぶら向かいます。

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氏のインスタにしばしば登場する風景!現在3人のアーティストでシェアしているそうです。

まずは新作を観ながらいろいろ解説してもらいます。

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少し前の作品もいろいろ出してもらって、、、

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私がお客様にお勧めするとしたらどんな組み合わせかしら?と想像します。下の2つの組み合わせ好きなんだけど。やっぱり私の趣味かな???(笑)

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制作方法も教えていただき話には聞いていたけどこういうことか~と納得納得。そちらの画像は㊙!

今回のミッションの一つは新作ドローイングを数点選んで日本に持って帰ってくること。お客様ならどれが欲しいかしら?とまたしても想像力を働かせます。中には私が即買いしそうな作品も!

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こんな風に作品が生まれる場所を訪れ制作過程やコンセプトについて詳しく伺うと俄然お客様にお薦めするにも力が入りますね。それと私がアートの仕事に足を踏み入れて以来の判断基準の鉄則は「自分が欲しいかそうでないか」なんです。一貫してそう。そういう意味でもたちばな氏の作品はまず「欲しい!」と思って(あ、その時強く思った作品は大きすぎて断念💦)その後本当に別の作品を手に入れました。自分が惚れこんでいる作品は無理なくけれど熱を込めてお薦めすることができるんです。

濃ゆ~い週末2日間もやっと(たちばな氏にとっては、、、)終了。氏の案内がなければこんなにたくさんの場所をもれなく効率よく回れなかったでしょう。それぞれの場所での解説もとても面白く勉強になりました。本当にありがとうございました!!!

さてこの日の〆はたちばな氏お勧めのお洒落ピザ屋さんで氏を労います。ここのピザ美味しかった~!

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次の朝まりちゃんに「奥村さん、酔っぱらってたから気づいてなかったと思うんですけど、深夜の地下鉄の駅でめっちゃ声おっきかったです~関西弁響いてました~」と言われました。。。









2018/06/07

NYへ(7)

以前ある雑誌でお薦め展覧会のレビューを書いていたことがあります。お薦めとはいえまだ観ていない展覧会を120文字というTwitter以下の文字数でまとめなければならない作業は毎月苦行でありました。まず展覧会のコンセプトなんかをギャラリーから取り寄せて自分の中で咀嚼し内容を確認するんですが、上手い展覧会テキストは本当にわかりやすいのです。現代アートのテキストってとかくわかり難いのが常。だけどするっと内容が入ってくるテキストもたくさんあって、そういうのって文章が秀逸なんです。紹介する側も作品内容のことをしっかり把握してる安心感みたいなのが文章からにじみ出ていて、結果展覧会自体もすごく面白い。

なんでこんな話かというとNYで展覧会を観ていて同じような感覚が蘇ってきたからなんです。メット・ブロイヤーでもニューミュージアムでもとっても面白い、いささか尖がった企画展をやっていたんですが、キュレーションがとにもかくにも憎らしいほどうまいな~って。(て、私から言われんでも、、、そりゃ当然なんですけどね)私が感じたのは”開かれたキュレーション””ということなんです。難解なテーマを扱った展覧会だとしても、観光客もアートマニアも両方を納得させることのできるキュレーションてやっぱりうまいんじゃないかな~とそんな風に思えたのです。

とか偉そうな感想を持ちつつニューミュージアムでの鑑賞を終え(展示内容はないんかいっ!はい、ありません、だって全部作品紹介なんてスクロールする手がしびれるでしょ?笑)ルーフトップへ。NYでは高いところがあればとりあえず上がってみようとなる感覚はいったいなんなんだろう?

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そして展覧会と関係なくカフェ撮影したりなんかして。

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さてこの近くでどうしても行きたかったのがこちらのホテル「Public」 デザインホテルの先駆者であるアイアン・シュレーガー氏が世界的な建築家ヘルツォーク&ド・ムーロンに依頼したホテルって建築マニアでなくても見てみたいですよね?

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エントランスから度肝を抜かれるこのエスカレーターを上がるとどちらかとナチュラルにまとめられたロビーに到着。そのギャップ感にまずはやられるのです。ビリヤード台なんかもあって集っている人みなのんびりリラックスモード。特にこのソファの座り心地ったらこのままここで寝ていいですか?くらいの快適さ。体だけでなく心までリラックスさせてくれるこの空間てなに!?

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ラウンジもトイレもスーベニールショップに至るまで鳥肌もんのカッコよさでした。「ええもん見せてもらいました」と拝んでからブルックリンに移動。

まだ続くよ!