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2016/03/31

白い木蓮が咲き始めました

桜もそろそろ満開を迎える頃、いったいなぜに木蓮が咲き始めるのか???これは作品の中のお話。先日ここでもご紹介した今村遼佑氏の作品が我が家にやってきました。モチーフは私の大好きな白木蓮の蕾です。優しく繊細な色使いに一目ぼれしてしまったこちらの作品を早速玄関に飾ってみました。

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作品の裏にはサインと一緒に木蓮の木が描かれており、今一度キュンキュンと感動してしまいました。

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私は常々「現代アートも掛け軸のように季節やゲストに合わせて掛け替えては?」とお話しています。もちろんご自身の気分で替えるのが一番楽しいかもしれません。価値の定まった作家の作品を購入した後には若い作家の作品を買ってみる、そんな風に緩急織り交ぜ(?)作品をコレクションして、いろいろ飾ってみるのは本当に楽しいもの。こんなにセンスが磨かれる行為は他にはないでしょう。(と、断言する!)

そして「アートを買う」これほどお洒落で知的で洗練された大人のショッピングは他にはないでしょう。(と、さほどお洒落でも洗練されてもおらず、ましてや知的と言う言葉とは無縁の私がまたしても断言する!)

ま、何が言いたいかっていうとですね、、、ビバ!アートのある生活ってことですよ。と無理やり〆てみました。

No ART,NoLife!!!




2016/03/26

土肥美穂展~HAGIWARA PROJECTS

昨日思い立って東京へ。今日ご紹介する展覧会をどうしても観たかったのも理由の一つでした。でもでもごめんなさい💦会期今日(26日)迄なのです。とても良い展覧会だったのでご紹介が遅れてすごく残念。。。

DMで観た不思議な作品に強く強く心を惹かれ訪れたのは土肥美穂展。それがこの作品です。

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針金や布や糸、、、決して特別なものを使って制作されている訳ではないのにこの独特の存在感はいったいなんなのでしょう?

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ギャラリー空間には”宇宙人”?みたいな作品が並びます。どれも顔を近づけて鑑賞しているとあっと言う間に時間が過ぎていきます。ちょうど土肥氏がいらして制作過程を教えて頂くことができました。

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一見するとがちゃがちゃした印象に心が乱れてしまいそうに見えますがそんなことは決してありません。ちょっぴり懐かしく暖かな安心感のようなものを鑑賞者の心に与えてくれるのです。けれど”ほっこり”だけではなくとても洗練された切れ味の良い印も同時に与えてくれます。そのマテリアルや色の組み合わせに作家のセンスがびしびし伝わってくるのです。

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そう、土肥氏の作品は一緒に暮らしたくなるのです。で、買ったのか???このところのアート爆買いモードのワタシですからね(笑)実はこちらの作品を「買うわ!」となったのですが、なんとすでに赤ポッチが、、、悔しい~~~悔しすぎる~~~!

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人様の手に渡るかと思うとさらに欲しくなるのは人の常。こんなに私の好みドストライクの作品を逃したかと思うと、なんでもっと早く来なかったのよ~と自分を怒鳴りつけたくなりました。この作品、もう頭にそのまま載せて新幹線で帰りたいくらいなのに。後ろも観てみましょう。。。

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繰り返しますが会期今日まで。近くの東京オペラシティで開催中の「サイモンフジワラ|ホワイトデー」(こちらの27日迄)と一緒に足を運んでみてはいかがでしょう?(て、どっちも駆け込み、、、許して、、、)
2016/03/10

坪田昌之作品お嫁入り♪

雨の降る冷たい1日だった昨日でしたが、素敵な作品のお嫁入りを終え心温まる1日となりました。秋のイベントで坪田昌之氏作品をの購入してくださったキュートな麻酔科医あさちゃん先生。ずっとお仕事でご多忙だったためやっとのお嫁入りとなりましたが、待ちに待っていた分喜びもひとしおの瞬間となりました。

飾った玄関ホールから吹き抜けている階段の壁。さあ!恒例の「ない時~♪」です。

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無い時もアイアンの階段手すりがアクセントとなりカッコいい空間。でもでも「ある時~♪」は、、、

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きゃっ!カッコいい!秋のイベントでも同じく階段まわりので上が吹き抜けているエントランスに坪田氏の作品を飾っていました。その時のイメージがあってあさちゃん先生もここに飾りたい!と思ってくださったのだとか。嬉しい限りです。

玄関からもばっちり見えます。

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作品にもっと近づいてみましょう。。。ほとんど白に見えますが淡~いミントグリーンとシルバーの対比がそれはそれは美しいのです。

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坪田作品の前にはこちらのお宅のファーストピースだったチェンルオビン氏の作品が。2点が同時に視界に入りさらに素敵な空間に♡♡♡

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チェン作品はこちらの神童Iクンが見た途端「パワー!!!」と叫んだ作品。Iクンはまだ物心つく前からアートと暮らしており、今ではすっかり自然にアートと向き合っています。

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「いつか理想の作品に出会うまで」のフレーズについては少し前にここでお話しました。それと同じくらい私が疑問を感じるフレーズは「子供が小さいのでアートを飾ることができない」です。本当に理解できないんです。もちろん壊れやすいものや危険なものはアートと言えどもお子さんがおられるご家庭に飾るべきではないでしょう。でも平面作品なら全く問題ないと思います。

大人になってからでは遅いことはたくさんありますが先入観なしに予備知識なしに”アートを感じる”こともその一つ。感じたことの一つ一つが小さな細胞となり大人になってからきらきらと輝くはず。そんなことを改めて感じた昨日でした。

にしても、当直明けなのにあのツルツルピカピカの卵肌は反則だな、、、あさちゃん先生。。。(綾瀬はるかに似てるし、、、)

後日談:帰宅したIクンこの坪田作品を観て「ママ、shiny!」て叫んだんですって!スゴすぎ~~~



2016/03/08

「降り落ちるものを」今村遼佑~ART SPACE NIJI

空間に入った途端沈丁花の甘く優しい香りに包まれました。私にとってその花の匂いは少しずつ近づく春の訪れを告げる香りであると同時になぜか郷愁を誘う香りでもあるのです。

今日から始まった今村遼佑氏の展覧会では沈丁花の花も作品の一部です。

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沈丁花と言うとピンクのイメージが強く「あら?白いのもあるのね。」と思いましたが、今村氏のご実家に咲く沈丁花は白で氏にとってのこの花のイメージはずっと白だったのだとか。さあ、近寄ってみましょう。。。

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ふふ、もっと近くに。。。

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イッツ今村ワ~ルド!!!この小さな小さな街灯を今まで氏の展覧会でいくつ見つけたことでしょう。その度に自然に笑みがこぼれてしまうのです。

凍った水面が石で砕かれていく様子を写した映像作品にも思わず見入ってしまします。

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さて今回なんと平面作品が登場しています!今までの今村氏の展覧会と言えばインスタレーション、映像作品といった展示内容だったため、ちょっとびっくり。けれどその驚きはすぐに感動に変わりました。

もう、大好き~~~!!!

この4点を前にプチ興奮。廃盤になった淡く美しい絵具で書かれているこれらの作品、、、この先もう誕生しない色を使っている辺りに私ははかなげでとらえようのないいつもの氏のインスタレーションのイメージを重ねてしまいました。

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これも私の一番気に入った作品に近寄っちゃいますね。

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色使いといい、キャンバスに置かれた点の間といい、私の好みドストライク。あまりに好きすぎて「もうこの4点抱きつきた~い!」と言い出す始末。(作家にちゃいますよ!そんなことしたら通報される。。。)

これ以外にちびっこいのもあります。

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そして白のモクレンをモチーフにした作品がこちら!これを前にしてまたしても好きすぎて「頬ずりした~い!」

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頬ずりしようと思えばできるの、ふっふっふ。だって買っちゃったんだも~ん!(頬ずり、、、しませんけどね、、、)

今村氏の作品に出会ってからできる限り展覧会を見せて頂いていますが、その都度「心の琴線に触れる」その表現がまさにぴったりだと思うのです。作品の中にチカリと光る小さなLEDランプの灯りに、カサッ、コトッと作品が奏でるかすかな音に、、、それらに反応して心の奥底の方に湖があるとすればそこが静かに振動しているような。その振動が水紋を起こし感動が広がっていく、そんな感じとでもいいましょうか。。。

必見度☆三つ。今月20日までですので皆様是非に!

2016/03/06

CLasism 創刊号

本のお話が続いておりますが、今日は私も若干関係している雑誌のご紹介です。

丁寧な取材と豊富な写真頁で上質な情報を提供してくれる関西発大人の情報誌「大人組」が「CLasisim」として生まれ変わり創刊号が発売されています。こちらの「恋する日用品・そして愛すべき不用品」特集で取り上げて頂きました。

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愛用品ならわかるけど、愛すべき不用品てなんだかおもしろい響きと思いませんか?

が、、、しかし、、、この特集でワタクシ、オソロシク不細工な顔をさらしております。どれほど酷いかと申しますと「あ~~~これはいったいなんの罰ゲーム!私の日頃の行いってどれほどひどいとゆうの~~~!」とうつぶせになって地面を拳で叩きウオオオ~と絶叫してしまいたいくらいです。もうがっくりポンです、、、グスン。

けれどはたと気づきました。これが真実。こんなもん。ヨガの教え「サントーシャ」あるがままの自分を認めること。それが大切。(ちょっと解釈が違う気もするのだが、、、)

そしてそんなことなよりなによりこのページを見たあなたの頭にはある4文字が浮かぶでしょう。(英語で言うフォーレターワードちゃいますよ💦)

その4文字とは、、、ずばり通販生活!

取材時に愛用品を手にしたところ編集長W氏が「いいね~いいね~奥村さん!それ写真に撮っちゃおう!」と言い出して、物撮りだけと思ったのに私の写真まで撮影されたものなのです。そんでもって特集の巻頭ページ最初の1ページ目にでかでかと掲載されているというまさに罰ゲーム。そこまで聞くと、気になりますね、ふふふ。

もうね、なかったことにしようと思ったんですけど、羞恥心より笑を取りに行きたい関西人特有の自虐心がかろうじて勝ってしまったため、紹介させていただきました。大きな書店や関西の図書館(オ~ノ~~!)で見つけることができるようです。

でもでも私の話はさておきお店の紹介などもとても充実している本当に良い雑誌です。機会があればご覧になってくださいね~!