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2016/02/24

ようこそ我が家へ!

今の私にとってアートを購入することが一番楽しい。お金と時間があれば(時間はあるけど、、、笑)ず~~っとギャラリーめぐってアートショッピングしていたいくらいです。今日新たな住人が我が家にやってきました。もう早速飾っちゃった!

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ようこそ!我が家へ!沖見かれん氏の作品です。毎回書いていますがアートを手に入れる喜びは本当に素晴らしい体験であり、手にしてからもそのワクワクはずっと続いていくのです。

その喜びを手に入れる以外にも若手アーティストの作品を買い求めることは彼らの励みとなり、間接的ではありますが次への制作の応援とお手伝いになります。これほど素敵な経験が他にあるでしょうか?またそんな風に楽しみながら手に入れた作品が将来資産価値を持つことになったとしたら??なんだか効率の良い楽しい投資活動ですね(笑)。

アート関係者からすれば語弊があるかもしれませんが「洋服を買い求めるように気軽にアートを買う」そんな気持ちでアートと向き合ってみてくださいね。No ART,NoLife!!!
2016/02/23

ギャラリーに何着てく???

今日は昨日冒頭に話していたファッションの話と関連のある話題。私と知り合ったことから現代アートの世界を知った年下の友人と会った際にちょっと面白い話が出たのでアップしたいと思います。

私が「いくら衣食住アート全てにこだわりといってもインスタで私のようなものがootdなんてほんまはあかんよね~??笑」と言うと彼女から意外な答えが返ってきました。

「私、奥村さんに会うまではギャラリーなんて足を踏み入れたことなかったし、もし行くとしても何着ていったらいいんやろ~~?て思ってましたよ!だから奥村さんのカジュアルなカッコを見ると、スニーカーで行ってもいいんだ~とか普通に納得するんです。」

すごくすごく「へ~っ」て思ったんですね。そう、アートビギナーの方にとってはギャラリー行くのってもう”パールのネックレスしていかなきゃ”レベルのことなのかもって。そういえばギャラリーに同行する際にギャラリストやアーティストに手土産は必要ですか?ていう質問もすごく多かったりします。(これについては「必要ありませんよ。」とお答えしてますが、、、)

オープニングパーティーやレセプションは別にして、普通に展覧会に行く際にかしこまったお洒落をする必要はありません。他の分野同様飲み物が出るような場合はちょっぴりお洒落したほうがいいけれど。(そういえば私が主催するアートイベントの時は”とびきり”洒落してきてってお願いしてますね、、、そこはほら、シャンパーニュ片手だし、、、笑)

特に美術館の展示なんかだと座り込んだりして鑑賞する場合もあるのでカジュアルな方がなにかと都合が良い。あと靴を脱いだりすることもあるので簡単に脱ぐことができる靴がいいですね。私はこれでよく失敗して「靴脱ぐんならもういっか、、、」てなる時もあったりします。

靴と言えば、ず~っと昔にアートに造詣の深い女優さんが「美術館にはヒールを履いて行かない。」と話しているのをどこかで読んだことがあります。確かに音の響き易い美術館と言う空間ではヒールのコツコツという音がかなり耳障り。誰かのヒールの音が気になって鑑賞に集中できないという経験を私もしたことがあります。ここに至っては美術鑑賞云々と言うよりもはやマナーのお話ですけど。

そんなこんなでインスタのポストには「ギャラリーに何着てく」タグをつけることにしました!リアルにギャラリーや美術館を訪れている恰好なんでこの程度のドレスコードでOKという目安です。あ、もちろん私のドレスコードなんて無視してもっと綺麗にもっとお洒落に装ってくださいね!(笑)。カジュアルにカッコよくさりげなくセンス良く、、、ありゃ?なんか変にハードル上げてる?自分のこと棚に上げて。。。

本当は「展覧会オープニングパーティーに何着てく」タグも増やしたいんだけど、よほどの場合を除いてその類には出席しないと決めているので、バシッと決めた格好のポストができないのは残念です、、、なんてね(笑)。

そのうちどなたかが美術館で行われるガラパーティーに呼んでくださったらフルレングスのドレス姿をアップしますのことよ、、、ハイ、お決まりの妄想ネタで〆たいと思います。。。

2016/02/22

Calculation of Image-3×4

寒いですね。この時期心は春に向かっているからよけい寒く感じられるのでしょうか?洋服もそろそろ春物、、、フオホッホッ~!Non!以前のワタシならフライングで洋服買ってたでしょうけど、今はそんなことしませんよ~だってこれからまだまだ寒いんですものねっ!

インスタでは「アートも洋服を選んだり買ったりするみたいに気軽に生活に取り入れてほしいな~」と思いつつ着回しコーデポストしてますが、それをご覧頂くと「あ~ほんまにこの人買ってはれへんわ~」とブログの昔からの読者ならお気づきになるはず。。。

さてそろそろ本題に入りましょう。ギャラリーノマルで5人のアーティストたちによるグループ展が始まりました。制作スタイルも表現方法も様々な彼らにはあるお題が与えられています。展覧会タイトルは直訳すると「イメージの算定」。各々が素材となるイメージ(絵・写真・映像)に演算操作を加え、最終的に30×40のインクジェットプリントのフォーマットに落とし込んでいくのです。読むと???ですが、それぞれのイメージソースが横に展示されており、そんなに難しく考える必要はなく鑑賞することができます。

こちらの壁には稲垣元則、今村源氏の作品が展示されています。

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入口入ってすぐには木村秀樹氏の作品が。。。上手く撮影できなかったのでイメージソースの方の写真のみでごめんなさい💦

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中原浩大氏の作品はやはり圧巻!

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今回のお目当ては友人でもある田中朝子氏の作品でした。

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これ、説明聞くと朝ちゃんの毎度ながらの”自虐的制作姿勢”が伝わってきます。なんど1日中2分ごとに空を撮影して一冊の本にした作品。2時間ごとちゃいますよ~2分ごとですよ~!横から見ると1日の空の移り変わりがわかって断面もとってもきれい。。。

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寒いけれど、ぜひお出かけしてみてくださいね。冒頭お話したことと被りますが「どんなファッションでアートを観に行こうかな?」って想像してみると不思議にギャラリーに足を運びたくなるもの。

でも、、、やっぱり、、、寒いか、、、


2016/02/20

ようこそ!我が家へ!

先日こちらでもアップした冬木遼太郎展。その際に買い求めた作品が今朝届きました。ようこそ我が家へ!

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何度もお話をしていますが、作品を選ぶ際にはあまり場所を限定しない方がいいと思います。玄関ホールに、とか、ソファの後ろにとか、、、もちろんある程度の目安みたいなものは必要ですが、まずは作品ありき。お客様のお住まいに設営する時も一応ご希望の場所にはあててみますが、その後一通り作品を持って他の場所も検討します。そして作品が「ここがいい!」と叫ぶ瞬間を待つのです。不思議なことにその場所で作品が一番光り輝く気がします。

もちろん自分のうちでも同じ作業を一人繰り広げます(笑)。当初この作品はこのメッセージがバンと飛び込んでくるように正面から対峙できる場所に置こうと思っていたのですが、意外にも階段のこの場所がすっごくハマったので迷わずこちらに。

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廊下から階段に繋がるこの空間を私はとても気に入っています。なぜかっていうと今まで集めた若いアーティストの作品に程よく包まれることができるから。。。金光男氏と川北ゆう氏の作品を眺めながら階段を上がると右手には小さな政田武史氏と仙谷朋子氏の作品。そして左側に今回の冬木氏の作品が続いて2階に上がると淺野夕紀氏の作品があるその空間に日々私は癒されるのです。(すべての作品が写ってなくてごめんなさい。)日々何度も行き来する場所に作品を飾らない手はありません!

本当に冬木氏の作品買ってよかった~~!飾って1時間なのにもうここにはなくてはならない存在になりました。



2016/02/13

京都芸大にて、、、

今週は京都芸大展が5日間に渡り会期中です。それに合わせて開催されている博士課程に在籍している作家たちのオープンスタジオを兼ねた展覧会を観てきました。昨年の奧村大賞絵画部門受賞者である新平誠洙氏の作品を観るのが目的でしたが、大好きな作家たちの作品を同時に観ることができ充実のひと時でした。

まずは西山裕希子氏の作品から。。。ちょうど前の週に@KCUAでのグループ展を拝見したばかりだったので、そのお話やらなにやら。作品についてもいろいろ伺うことができて楽しかったな。。。

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あれ?あれれ?これって田中秀和氏の作品!聞くと現在新平氏とスタジオを"半分こ"して制作なさっているのだとか。「ええ~!なんでそんな大切なこと言ってくれへんかったんよ~!?」と新平氏を問い詰める。田中氏ご本人は不在で残念ではありましたが、久しぶりに作品に出会えてこれまた嬉しかった。。。

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さてさて新平氏の作品はこちら。やはり徹夜での制作だったそうでその綱渡りっぷりを聞く度にひやひやしちゃう💦しかし作品自体はとっても興味深いものでした。様々なスタイルの作品をいつも見せてくれる氏ですがいったいいくつ引き出しがあるのやら。。。

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さ、近づいてみましょう。。。

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これらはインターネットで見つけた生まれたての子牛の様子が無数に描かれており、観る角度により様々な表情を見せるのです。

さらにはそれらがアニメ化された映像も。。。

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大好き作家たちの作品を堪能した後は2年前と同様新平氏のナビのもと、院生の作品展を見て歩く。作品やらアートの話をしながらいろんな若い作家の作品を観て回るのは楽しいですね。作家同志のやり取りを聞いてるのも面白い。ぶらぶら歩いていると突然ケージに入った鶏が目の前に現れ「おお~あれも作品?」と驚く私に「いえ、あれは日本画専攻の学生のためのモデルです。」そうね、そうね、若冲さんも鶏を放って描いてはったもんね。彼?彼女たち?は現役バリバリのぴちぴちモデルちゃんたちでありました。。。

さて院生の中に奥村大賞ノミネート作品を発見!こちら水谷昌人氏の作品です。もう秒殺ですよ、、、すごいですよ、、、

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マグマのように湧き出る絵具のかたまり。そこにはある秘密が隠されているのです。支持体の後ろにフランシス・ベーコンの絵画があってそこから絵具が飛び出てるって感じなんです。私の説明ではちょっとわかり難いと思うのですが、ベーコンの絵を思い浮かべて頂くとほぼ納得してもらえるのでは???他にもピカソやら田中敦子氏の作品モチーフのものもあり、きわめてユニーク。ホントすごい、そうとしか言えない。。。

2年前の院生の展示では新平氏作品に「うっひゃ~」てなり今回は水谷氏作品に「わっちゃ~」となり、、、これからも彼らの活躍をしっかりウオッチしようと誓った京都芸大訪問でした。

余談ですが新平氏が学内で友人・知人に遭遇する度に彼らが隣にいる私をチラ見して「誰やねん?このオバチャン?」と明らかに怪訝そうにする姿が面白い。いっそのこと「親戚のオバチャンです~」とワコウド達の疑問を取りあえずは払しょくしてあげればよかっただろうか、と帰りのバスに揺られながら思ったのでした。いつか「え!あれってアートアドバイザーの奧村さんやん!いったい誰の作品に目をつけたんだろ?」て言われたいな~と、今日は久しぶりに妄想で〆たいと思います。