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2016/02/12

爆買気分??

今年に入ってまだ2か月経っていないというのにワタクシすでに3点の作品を購入してしまいました。まさにI'm in the”BAKUGAI"mood!!!お蔭様で?春物を買うお金なんてスッカラカ~ンです(笑)。

小さな作品を並べている壁に飾ってみました。新たな住人は一番右の森村誠氏の作品です。

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ある英語の辞書の347頁から348頁の”g"のみ切り取ったものでそのg数は436グラムという作品。もうなんじゃらほいですよ、どんだけしんどいことしてんねん?ですよね。でもこういうコンセプチュアルアート大好きなんです。

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こんな風に作品を手に入れる度にアートを買うことがどれほど素晴らしく楽しいことなのかと改めて実感します。アートは美術館で鑑賞するだけではなく自分で買うものでもあります。ここでもよくお話していますが「いつか素敵なアートと出会うまで待つつもりです。」は「いつか運命の人が現れるまで」と同じ感覚だと思います。自分からアクション起こさねば素敵な出会いなどありません。縁活ならぬアート活!バジェットさえ守ってその範囲内でちょっとでもビビッと来たら即買いです。だってアートと暮らす生活は本当に素晴らしいんですもの、人生において一刻も早く始めた方がいい。

美術館は自分では手の出ない作品を預けているところと思ってください。そして訪れる展覧会で「自分の家に飾るのならどれを持って帰るだろう」と想像しながら鑑賞してみてください。するとおのずから自分の好みのアートを知ることができるのです。なのでいざアートを買う段になっても迷わない。

過去には何年にも渡ってファッションヴィクティムとして散財してきたけれど、ここにきてアートほど購入に値するものはないと悟りを開きました。あ~あの散財をアートに費やしていたなら、と後悔する時もあります。けれどそんな馬鹿な時代があったからこそ価値観の確立ができたのかも(笑)。そこから学んだことはバッグで一生ものはエルメスとシャネルだけ。(←それくらいは私でもわかる、、、、)その他のバッグの賞味期限は数年。そして洋服はもっと短い。ここ数年洋服のシルエットの流行の周期がさらに早くなっている気がしませんか?そうそう、セリーヌのデザイナーも交代するのだとか。そうなるとここ数年のセリーヌの流行もそろそろ終焉を迎えそう。そんなものなんですよね、流行って。そう考えるとアート購入の方が長~く楽しめて、もしかしたら買った時より価値が上がるってこともあるかもしれません!

もちろんおしゃれも大切。でも感覚のおしゃれはもっと大切。さ!早くアートと暮らしましょう!



2016/02/11

「skannata-模写」吉岡千尋~ART SPACE NIJI

DMが届いた時から印刷されている作品の美しさにしばらくうっとり。もちろん実際に作品を前にするともううっとりなんてものではなく「息をのむ」そんな表現がぴったりの展覧会でした。(そのDMも今回は作家サイドからの強い要望があったと昨日オーナーの熊谷さんからお聞きして納得。)

同じモチーフを違ったスケールで描いたその作品はこのブログでも何度もご紹介してきました。今回は吉岡氏が旅行中に撮影した美術品を一部を模写し、さらにはそこからスケールを大きくして制作されたものそう。イタリアの教会の祭壇に飾られていた絵画の一部が吉岡氏の手により”現代アート”となって、間接的に私たちの目の前に存在する、ちょっと不思議な感じです。

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小さい作品の方は画像では確認しにくいのですが、大きな方と併せてご覧くださいね。スケール感の違いお分かりになるかしら?

ちょっと寄ってみましょう。。。

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鳥肌モンに美しい。。。

そしてこの凸凹のフレスコ画にもやられちゃいました。特に下の作品は当時描かれていた女性のふっくらとした腹部とその支持体の曲線を上手く組み合わせておられるのだとか。この2点、もう素敵すぎる!!!

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先日から見逃さないで~の展覧会が続いています。このブログをご覧の皆様、ワタクシの一押しは本当の一押しです。騙されたと思ってお出かけくださいね!会期は2月21日(日)迄。

2016/02/09

冬木遼太郎 展~SAI GALLERY

まだ2月に入ったばかりというのに今年の「奥村大賞」ノミネート作品にバシバシ出会います。今日もそんな出会いがありました。

なぜ冬木氏の作品に今まで出会ってなかったんだろう?まだまだ”わたし好み”の知らないアーティストの方々がたくさんおられるのだろうと反省しきり。実はこの展覧会も本当なら先週で会期終了しており、延長で今週の金曜まで展示しているのだとか。すんでのとこで見逃すとこでした。

久しぶりに心がざわつき「おお~来た~」と思った作品がこちら!!!壁に取り付けられた鏡とその前に揺らめくもう一枚の鏡。

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さあ、鏡の角度を追ってみましょう。

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ありゃ???なにやら人影???

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じゃ~ん!丸い鏡の後ろに現れたのはクールベの自画像「絶望」。

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話はちょっと逸れますがクールベの自画像がまんまこのままであればジョニー・ディップ似の男前ですね。いえいえクールベは「わたしに天使を描けというのなら、天使を見せてくれ」と身近な現実をありのままに描くことにこだわったお方、、、まさか自分を必要以上に男前に描いた訳でもなかろう、、、あ、すみません、めっちゃ逸れてます。なぜクールベなのか冬木氏ご本人に伺いたいところです。

奥のスペースには氏の作品にしばしば使われるという「STOP THE TIME」のフレーズを使った鏡の作品が展示されています。限られた空間の3面を使ったなかなかに苦しい展示。あ~これ一列に並んでるとこ観った~い!!!無理やり写す。。。

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さてワタクシこちらの(↓)作品をお買い上げしちゃいましたの。「STOP THE TIME」時は止めることはできず流れていくもの。早く過ぎ去ってほしい時間もあれば、永遠に続いてほしい時間もある。抗いようのない時間の経過をあえて声高にこんな風に潔く作品に使っていて、それって作品だからできることで、、、なんだかわかんないけど無性に惚れこんでしまったのです。

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皆様こちらの展覧会必見度☆3つです。10日水曜は休廊。で12日迄ってことは、、、えええ~~実質11と12日だけじゃありませんか!?(何をいまさら、、、)奥村大賞ノミネート作品お見逃しなきよう!

2016/02/04

”dislocation"~ART SPACE NIJI

お気に入りの作品を見つけてビビビッときた時、それは素敵な洋服やバッグを見つけた時の高揚感など比べ物になりません。

そんな作品を見つけたので帰宅してすぐに半ば興奮気味にブログを上げています。会期は2月7日までの終了日も迫っているためごめんなさい💦きちんとした説明もなく展覧会紹介です。(て、いつもきちんとした説明がある訳ではないのですが、、、)

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実は昨年DMを見てからどうしても気になっていて、でもその個展は見逃してしまい、後から相当後悔していた作家なのです。そんなこともありぜったい今回は見逃してなるものかと出かけてきましたが、、、もう大正解!大好き~~~♡♡♡

ライティングのせいか黄色く写っているのが残念。。。

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どれほど良かったかというと買っちゃったくらい!さて、私はどちらを買ったでしょう???すぐにわかっちゃいますよね。。。(笑)

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沖見氏がとらえた風景が彼女の中で再構築されていき、その感性で再度蘇った瞬間がキャンバスに封じ込められた、、、そんな印象を持ちました。そして彼女の作品には私がアートに一番求めている品性と知性が備わっています。

この週末に京都にお出かけの方、どうぞどうぞお出かけになってくださいませね。。。

2016/02/01

ギャラリー2月号

2月号「ギャラリー」内特集「大阪へ、大阪から」でアートアドバイザーとしてご紹介を頂きました。昨年の「芸術新潮」続き美術雑誌で仕事内容を取り上げて頂き、ただひたすらありがたく光栄に思います。多くの方に高覧いただけますと幸いです。

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特集の中では以前私も大変お世話になった「ART OSAKA」が東京で開催される情報も詳しく掲載されています。関西のギャラリーを知る良い機会になりそうですので東京の方是非お出かけになってはいかがでしょうか?