最近の乱読日記から
久々の乱読日記。あと一回あるベネチアのお話はもう少しお待ちを、、、それとインスタグラムでは日常の様子をまめにアップしておりますのでまた覗いてやってくださいませ。インスタグラムはこちら。
上に積んでる2冊の文庫本はこの間のフライトのお伴。高田郁氏の新刊はパリからバーゼル乗り継ぎ3時間の間に読了。帰ってきてから次の日に私のだ~い好きなレスペクタブル素敵マダムC様のお誘いを受け高田氏のサイン会に。この本をパリの空港で読んだと氏にお伝えしたところサインを頂く際に「わ~~~~この子はパリに行ってたのね~~!!」と盛り上がっていただきましたわ♡

直木賞候補だった「若冲」も面白かったな、、、(ところで直木賞って誰が受賞したんだっけ?あまりに芥川賞が取りざたされてて、、、)数か月前に東京出張の際に時間があって若冲と蕪村展に行ったんだけど、同い年なんですよね~お二人は。展示解説にすごく面白いのがあって今の京都の地図に2人が住んでたとこを記してあって、それがほん近所!!なのに交流のあとは一切ない感じ。なんでだろ~ぜったいお互い知ってたはずなのに~~彼ら2人を取り巻く人脈を紹介している展示もあるんだけど共通の友人はいても2人に交流はない、、、むむむ、はては相当お互いライバル視してたのか?と様々な憶測が私の頭をその時よぎりました。そんな中にあって展示パネルを注意深く見てみると池大雅はどっちとも仲良しの様子。「確か池大雅は蕭白とも仲良しだったはず。こんな個性的な作家と全員仲良しなんて池大雅よっぽどできた人に違いない!」と確信しちょっと調べたらやはり池大雅はなかなかの苦労人。「そやろそやろ、ぜったいようできたひとやったんやわ、私のにらんだ通り。」
自分の勝手な推理に満足してたら「若冲」に出てくる池大雅も”まあまあまあ、、、的”な感じの人でやはり私の勘に狂いはなかったと、この本がどこまでフィクションかノンフィクションかは知りませんが悦に入っております。
さて待ちに待ってた村上春樹氏の問答本?が出ましたね。その中で大衆文学と純文学の違いについて返答されているとこでとても興味深い箇所がありました。"娯楽小説でない"というのは作者が読者にある程度の努力を要求すること、咀嚼力を要求するということというくだり。(詳しくは本を読んでね。)これって現代アートの観方にも言えるよな~と思ったのです。「自分で考えてみようね」て感じ。本なんかでいうとたとえば百田尚樹氏の作品なんかはやはり放送作家だったこともあってストーリー展開がすごく早くて文句なしに面白いな~と思うけど、自分で考えろって言われてる気はしないな、、、もちろんどっちがいいとか悪いとかの意味ではなく小説にだっていろいろあるからアートだっていろいろだよね~と思った次第。。。
それと安西水丸氏のあとイラストはどうなるの?と心配してたけどフジモトマサル氏のとぼけた感じのイラストも楽しくてよかったな。。。
上に積んでる2冊の文庫本はこの間のフライトのお伴。高田郁氏の新刊はパリからバーゼル乗り継ぎ3時間の間に読了。帰ってきてから次の日に私のだ~い好きなレスペクタブル素敵マダムC様のお誘いを受け高田氏のサイン会に。この本をパリの空港で読んだと氏にお伝えしたところサインを頂く際に「わ~~~~この子はパリに行ってたのね~~!!」と盛り上がっていただきましたわ♡

直木賞候補だった「若冲」も面白かったな、、、(ところで直木賞って誰が受賞したんだっけ?あまりに芥川賞が取りざたされてて、、、)数か月前に東京出張の際に時間があって若冲と蕪村展に行ったんだけど、同い年なんですよね~お二人は。展示解説にすごく面白いのがあって今の京都の地図に2人が住んでたとこを記してあって、それがほん近所!!なのに交流のあとは一切ない感じ。なんでだろ~ぜったいお互い知ってたはずなのに~~彼ら2人を取り巻く人脈を紹介している展示もあるんだけど共通の友人はいても2人に交流はない、、、むむむ、はては相当お互いライバル視してたのか?と様々な憶測が私の頭をその時よぎりました。そんな中にあって展示パネルを注意深く見てみると池大雅はどっちとも仲良しの様子。「確か池大雅は蕭白とも仲良しだったはず。こんな個性的な作家と全員仲良しなんて池大雅よっぽどできた人に違いない!」と確信しちょっと調べたらやはり池大雅はなかなかの苦労人。「そやろそやろ、ぜったいようできたひとやったんやわ、私のにらんだ通り。」
自分の勝手な推理に満足してたら「若冲」に出てくる池大雅も”まあまあまあ、、、的”な感じの人でやはり私の勘に狂いはなかったと、この本がどこまでフィクションかノンフィクションかは知りませんが悦に入っております。
さて待ちに待ってた村上春樹氏の問答本?が出ましたね。その中で大衆文学と純文学の違いについて返答されているとこでとても興味深い箇所がありました。"娯楽小説でない"というのは作者が読者にある程度の努力を要求すること、咀嚼力を要求するということというくだり。(詳しくは本を読んでね。)これって現代アートの観方にも言えるよな~と思ったのです。「自分で考えてみようね」て感じ。本なんかでいうとたとえば百田尚樹氏の作品なんかはやはり放送作家だったこともあってストーリー展開がすごく早くて文句なしに面白いな~と思うけど、自分で考えろって言われてる気はしないな、、、もちろんどっちがいいとか悪いとかの意味ではなく小説にだっていろいろあるからアートだっていろいろだよね~と思った次第。。。
それと安西水丸氏のあとイラストはどうなるの?と心配してたけどフジモトマサル氏のとぼけた感じのイラストも楽しくてよかったな。。。