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2015/03/22

最近気づいたこと

数か月前から久々にどっぷりインテリアの仕事に取り組んでいます。表向きはインテリアコーディネーターの看板は下ろしているのですが、ごくたまにご紹介の方やアートを提案させていただく際の準備としてのコーディネート業務だけはお受けしています。これはなにももったいぶる訳ではありませんよ(笑)!どちらの仕事も大変だし2つはできないっていうだけです。

アートをご提案する際にはお客様の感性をすぐにくみ取ったり、空間との相性みたいのものを瞬時に判断しなければならなかったり、なにより作品は一点ものなので(版画や写真作品は別として)即決をせまられることもあります。瞬発的コーディネート力が必要って感じかな。

それに対してインテリアコーディネートは何回も打ち合わせを重ねてちょっとずつちょっとずついろんなマテリアルを決めていく、そんな持久的コーディネート力が必要なんです。これはどっちもに携わって私なりに到達した見解なんですけどね。

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さて私は若い頃からインテリア、つまり建築業界で働いてきたので、とにかく現場の職人さんたちや工事のオジサンたちにいつもビクビクヘコヘコしてました。本当にコワカッタ。なんかしでかして怒鳴られるんじゃないか、って恐怖が常にあって(笑)。なので今でもついビクビクヘコヘコしちゃう。ところがここ最近ずっと出入りしている現場事務所で「あれ?なんか違う?向こうがビクビクしてる、、、」と気づいたんです。そう、私も歳を取り、ほとんど年下と思われる人たちに指示を出したりして、そんでもって一応キャリアなんかも積んだもんだから、こう何て言うんでしょ、、、オバチャンの威圧感?みたいな妙なオーラを纏ってるみたいなんですね。今は「なんか怖そうなオバチャン」て思われてるんだろうな。ついに向こうをビビらす立場になってしまったのかと、しみじみ思ったりなんかしとります。。。

今日も良いお天気ですね!皆さん素敵な日曜を!
2015/03/20

松田啓佑「STABILIZATION3」~eN arts

今日は暖かくて良いお天気。絶好の京都アートめぐり日和と出かけてきました。まずは現代京都芸苑2015の会場を2つ回り、@KCUAに移動。意外に混んでないわ~と思っていたのはここまで。そりゃそうですよね、京都でも観光スポットじゃない場所ばかりだから。その後祇園に向い、ザッツ京都的な壮絶ともいえる人ごみに翻弄されることとなりました。

さてさていつも外の喧騒(京都なのに、、、笑)をしばし忘れさせてくれるeN artsでの松田啓佑展のご紹介です。ダイナミックにキャンバスを覆い尽くす力強い絵具のストロークに作家の鋭い感性とほとばしるエネルギーみたいなものを感じる松田作品。その世界に描き出されるのは氏がかつて見たもの、記憶にのこっているもの達を絵のモチーフに変換しているのだとか。と知るとこれらは抽象画ではなく具象画と思った方がなんだかわかりやすい気がしますね。

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あれ?これまでの氏の作品と雰囲気が違います。余白が増えている。。。今までは作品に”面”を感じていたのだけれど、なんだか強い”線”が強く印象に残ります。私が「欲しい!」と瞬時に思った作品がこちら。

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でも床の間に飾ってあったこの小さな作品もいいな~~

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会期は29日(日)迄。週末のみのオープンですのでお気をつけて。。。
2015/03/16

いろんな発信を、、、

この駄ブログなんと7年目に突入しているんですね。自分でも驚きます。7年て、、、(絶句)ほぼブログのなんたるかもわからず、もっと言えばアートに関してもきちんとした知識なしに始めた「アートのある暮らし」て、、、図々しすぎる。厚顔無恥すぎる。無責任にいろいろ綴ってきた過去のアート関連記事を読むと「きゃ~~」と恥ずかしくなり身もだえしそうになります。(なので極力見ない。)

けれどなぜかブログでの発信という行動に妙にハマってしまいこの”コツコツ感”みたいなのがたまらずず~っと続けている訳です。そう、いつか本にするために、、、(笑)さてお気づきのようにこのところめっきり更新が少なくなってます。思うとこあって発信をインスタと併用したからです。

今日は語ります。お時間ある方続きをどうぞ♡

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2015/03/14

第7回恵比寿映像祭関連展~MA2ギャラリー

第7回を迎える恵比寿映像祭に合わせて開催されているこのグループ展は今日(14日)迄です!ご興味のある方駆け込みでどうぞ!

映像を中心とした展覧会のため写真ではなかなか作品が持つメッセージが伝わらないと思いますのでテキストから作品解説を引用しますね。

本を題材として、その場の状況に合わせて情報・物質としての本を買いたいし再構築して見せる飯田竜太氏。既存の映画に字幕をつけたり、音と映像をずらしたりと映像へ能動的に関る作品を制作する小沢裕子氏。そしてこのブログでもおなじみの松原健氏は詩的な映像と個人の記憶が沁みこんだオブジェを組み合わせ、記憶が共有され無図日月を生む作品を制作しています。

これらを読みだけでは作品をにわかに想像することは難しいのだけれど、逆にこのことを頭の片隅に置いておくと作品を前に「???」なんてことななくなり「ほほ~~」となるのです。映像作品の鑑賞は私でも正直苦手。いつもは頭をからっぽにしてまずは作品に向き合うのですが、こと映像作品に関してはちょっとだけ予備知識があったほうが楽しめるかもしれません。そうすることにより上質な映像作品は全くもって退屈ではなくなります。

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あ、それと映像作品を鑑賞する時間帯は遅ければ遅いほうがいい(笑)。薄暗くなった、もしくは暗い空間で映像作品に向い合う時間は日常とは違った世界を作家と共有できるような気持ちになれます。

この日はお客様のアテンドのため(というか、大好きなキュートマダムC子さんとの東京アートデート♡笑)日中訪れましたが、今日行かれる方遅めにお出かけくださいね。
2015/03/09

飛鳥アートヴィレッジ

このところ真面目にアートとインテリアネタばかりなのはなぜか???それは思うところあってファッション・食べ物・その他諸々ネタを始めたばかりのインスタグラムに移行中だからです。なぜだかあの真四角の写真の世界にハマってしまい、見ている人がほとんどいなくて自分だけでも「楽しい、楽しい、超楽しい」て感じ。ありがたいことに今でこそたくさんの方が毎日ここをを訪問してくださるのですが、アクセスしてくれる人がほとんどいなかったブログを始めた頃もこんな風に「楽しい、楽しい」っておんなじだったよな~と振り返ったりなんかして。

さて昨日はお散歩がてら明日香村で開催されている野外での作品展「飛鳥アートヴィレッジ」に行ってきました。の~んびりしたのどかな風景の中、作品それぞれも自然の中での~びのびしている風景はとても心地の良いもの。野外での展示は本当に気持ちが良いですね。

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小さなお子さんがいらして美術館の静かな雰囲気の中には立ち入り難いという方も、まずはこのような野外型の展覧会にお出かけになられてはいかがでしょうか?昨日も会場のあちこちで小さなお子さんたちが楽しそうに遊んでいました。

そうそう一つだけ注意点があります。芝生の上に転がっている無数の生姜はれっきとした作品の一つ。高松塚古墳発見のエピソードとリンクさせているんです。(村の人が生姜を貯蔵しようと穴を掘ったところ石室が発見されたのです!)なので生姜は持ち帰らないでくださいね。

昨日女子校生のグループが「きゃ~~すみませ~~ん!野生の生姜と思って持って帰るとこでした~!!」とキャッキャゆうてて「かいらしな~」と思ったら、引率の先生かなんかのオジサンが「そりゃアートってわからんわな~しょうが(生姜)ないわな~」と思いっきり正統派オヤジギャグを放ち芝生に膝から崩れ落ちるとこでした。。。