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2014/09/18

gallery AXIS 6917(福井)訪問

温泉で1日のんびり過ごした後立ち寄ったのは福井にあるgallery AXIS 6917。こちらは銀座で長くギャラリーをなさっていた寺下氏が郷里・福井に戻られてオープンされたギャラリーです。当日思いついて突然訪問したため寺下氏は不在で奥様に対応していただきました。6917ってここの地番なんですって。

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古民家を改装したスペースには三上誠・五十嵐彰雄・船越直木・橋本夏夫氏などなど”いぶし銀”の作家たちの作品が並びます。橋本夏夫氏の小さな作品は私のお客様のところにた~くさん嫁いでいきました。

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以前は東京に行く度に必ず立ち寄り、寺下氏の味のある語り口による含蓄あるお話によく勉強させてもらったものでした。何年も前にART OSAKAで特別にブースを借りて出展を許された時にも、右も左もわからない私たちにフェアにおける接客や販売に至った時の注意など基本的なことをいろいろ教えてくれました。その後、これまたART OSAKAのスイートルームでイベントを行った時には可愛いピンクのバラをお祝いに届けてくださったり、そうそういつだったか段ボール箱にいっぱい入った福井の水仙を送ってくださったこともあったっけ。。。豪快なイメージとは裏腹にとっても繊細で紳士な心配りのできる方でだ~い好きなんですよね~寺下さん。

残念ながらお目にかかることはできませんでしたが、寺下美学がいっぱい詰まった空間を堪能。次の朝お電話を頂いた時に次なる野望???のお話をいろいろ聴かせてもらいました。お元気そうでなにより!

昨今、田舎だって地方だってセンスの良い場所は人は存在し、何かを発信していくことが少しずつ普通のことになっていっているような気がします。それらがもっと大きなうねりとなっていけば日本はもっと面白くなる、そんな風に思った福井の帰り道。。。
2014/09/16

金光男「White light White heat」~金沢21世紀美術館

先週の13日(土)から金沢21世紀美術館で金光男氏の展覧会「White light White heat」が始まりオープニングに合わせ出かけてきました。

週末の金沢はまさにタレル日和。ご存じのようにこの美術館にはジェームズ・タレル氏の作品が恒久展示作品として納められています。

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ドキドキしながら金氏の展示室へ。この展覧会「アペルト」は若手作家の個展をリレー式に紹介する企画で、その記念すべき第一弾として金氏が選ばれたのです。

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ずっと応援している作家の晴れの舞台は親戚のオバチャンのごとく嬉しい気持ち。そしてその展示が予想をはるかに超えた素晴らしい内容だった時にはもう涙ものです。

新作の海をモチーフとした大きな作品の前に立った時には感動MAX!!

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お勧めは外部からの窓越しの、、、

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この風景。ブルーが際立つインスタレーションと海のシルバーの見事なまでの調和を楽しむことができるのです。

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作品の前で金氏とパチリの記念撮影。

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金氏にアルバイトをお願いしている最中に携帯の画面で作品を見せてもらい「なんじゃ、こりゃ!なんなんだ?このセンスの良さは!」と鳥肌が立ってから数年が経ちました。その時からずっとクライアントや生徒さんたちに金作品を紹介して、たくさんの方が私を信じて若い作家の作品を購入してくださって、、、(当然ながら作品たちに訴えるものがあったからですが。)皆さんにこの展覧会のご紹介ができるなんてアートアドバイザー冥利につきます。。。

会期は11月24日迄。金氏の個展以外にも美術館中が素晴らしい展示企画に溢れています。”秋の金沢でアートに触れる”そんな素敵なひとときをお過ごしくださいね。最後にもう一度、この展覧会必見!!!
2014/09/12

食べることの風景

先日の愛知への納品時のこと。Sマダムの美味しいごはんを頂きながらレシピを教えてもらい完全なお料理教室状態となりました。取り合えずとうもろこしごはん、かぼちゃと豚肉の煮ものを再現。そしてその後ほぼ数か月に一度訪れる料理スランプ状態を迎えております。絶不調、、、そんな時はシンプルに戻り、お気に入りの器に頼るしか手立てはありません。昨夜の献立はさんまを焼き、いちじくとごま豆腐を和え(味付けは付いてるみそだれでOK)、揚げ出し豆腐という簡単メニューで若干復調の兆しか、、、あっ、スランプ前の茄子とささみの煮たのはちょいヒットでありました。

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料理スランプに陥っている間に秋がやってきつつあります。さてそのSマダムから頂いた郷里のお友達が仕込まれたという三升漬けをいただきました。これが辛いんですがいやはやめちゃいけるんです。青唐辛子、しょうゆ、麹をそれぞれ1升の割合で付けるから三升漬けですって。思わず調べちゃいました、ワタクシ。

お肉を焼いてちょっと添えたりするともう絶品。むか~し昔アマンキラで買った薬味入れを引っぱり出し、これにぴったりと入れてみました。スランプ完全脱出したら三升漬けにチャレンジしてみようかな。
2014/09/11

フィオナ・タン”Nellie”~WAKO WORKS OF ART

現代アート鑑賞の楽しみの一つに作品にまつわるストーリーを知ることにより新たな知識を得ることがあります。もちろんそれを知らなくても生活になんら支障はないのだけれど、ちょっと得した気分になるのだから不思議なものです。

誰もが知っているレンブラントですが、彼にはその存在が謎に包まれているコルネリアという娘がいたそうです。レンブラントによる肖像画のみならず、肖像画と言われるものも残っていない。なんだか相当訳ありな感じですね。しかもオランダから当時のオランダ領バタヴィア(今のインドネシア)に渡り、24歳で現地で亡くなっていて、なんでそこに渡って行ったのかもこれまた謎なんだとか、、、

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彼女の人生とは逆にインドネシアに生まれ現在オランダで制作をしているフィオナ・タン氏がコルネリアのバタヴィアでのある一日を想定した映像作品がワコウワークスオブアートで展示中です。何も知らずに作品を観るとどういうシチュエーションか全くわからないのだけれど、その話を聞いた後だと映像の中から彼女の数奇な運命といったものが伝わってくる気がします。フィオナ氏は自らの制作スタイルのことを「時間を彫刻している」と語っているそうですが、時間を超え、時代を超え、映像の中に蘇る女性の人生に思いをはせることができるとはまさに”時間の彫刻”そのものです。

こちらの会期は9月27日迄。東京都写真美術館でも23日まで大規模なフィオナ・タン氏の個展「まなざしの詩学」が開催されています。大阪の国立国際美術館にも今年の末に巡回するそうで、こちらの方が少し作品が多いそうです。これは大人のアート遠足計画しないとですね!