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2013/11/21

ベルリン(6)フランチェスコ・クレメンテ展に出くわす

いったい短いベルリン滞在中にいくつの美術館やギャラリーを巡ったんでしょう!大西氏に連れられての最終目的地はミッテ地区のギャラリー街。その中で一押しのカッコイイギャラリーを覘くとフランチェスコ・クレメンテ展の会期中でありました。

ドド~ンと吹き抜けの大空間はNYチェルシーにあるギャラリーみたい。その中に巨大な作品が。。。

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これね、でかすぎてちょっとわかんないと思うんですよね、何が何だか。なので上から撮影したところをば。。。

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巨大なテントが3つ!そしてそれらは東洋、西洋様々な古い文様に彩られています。

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そこにはクレメンテ氏の描く不思議な人たち。。。当然中に入ったりなんかすることもできちゃいます。

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2階の展示室には作品に使われた木版が展示されており、どれもユニークでちょっとカワイイ。

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という訳で期せずしてイタリア人アーティストからベネチアへのバトンを渡されたところでベルリンアート巡り終了!

チュス!ベルリン!

OMAKE(1):ベルリンを道行く人はどちらかというと皆地味目。ファッショナブルな人には出会わなかったのだけれど、このギャラリーのお向かいさんに高感度のセレクトショップを発見!中はセリーヌ、マルタン・マルジェラ、ジル・サンダーなどの品揃えでした。何かのパーティー開催前でベルリンで初めて出会うファッションピープルが集まっており場違いな私たちであった。。。

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OMAKE(2):ベルリン最後の夜は大西夫妻のお住まいにお呼ばれ。高級デパートKaDeWeのデパ地下ならぬ”デパ上”に寄り、美味しそうなチーズやハムを大西氏が私たちのために揃えてくれ、奥様のMちゃんがサラダを作って待っていてくれました。ドイツな感じの晩ご飯。

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2013/11/20

ベルリン(5)

食べものネタ、ファッションネタが懐かしく思えるほどの怒涛のアートネタ連打の毎日。私でさえ現地でお腹いっぱいになったのでブログ読者の方もお疲れかしらん?でもこの調子で行っててもなかなかベネチアに辿りつかない。どうしましょう。。。

気を取り直し、今日はマーガリン工場を改装した現代美術館、クンスト・ヴェルケ現代美術館の様子など。

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2階からのほぼ全スペースではイギリス人アーティストMerlin James氏の展覧会が開催されていました。初めて観たのだけれどこれがなかなかに私のツボ。「海外でしか出会えない作品のなんと多いこと!」毎回アート絡みで海外に出かけると思います。ちょっと悲しい。

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「いいな~いいな~こんなのをお客様に勧めたいのよ~!」とこの時点でアーティストのキャリアも作品の価格も全く分からず勝手な妄想。いいの、妄想は自由だから、、、

2013/11/19

ベルリン(4)アトリエ訪問

さあ次は大西氏がベルリン滞在中シェアしているアトリエへ。アーティストの制作現場を訪問するなんてワクワクです。

まずは大西氏の新作の話をいろいろ伺い、、、(このゴールドの新作、現地ですでに予約してしまうとこだった。)

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次はアルミやステンレスを使った作品を制作している三家俊彦氏のお部屋を覘き、、、このアトリエには地下室もあり音の出る作業はここを使っているのだとか。

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ここで作業している体(てい)でやらせ的写真撮影。「あの~火花は出てないんですけど、、、」と言う三家氏に「ええねん、ええねん、火花まではいらんし。」と返す。(実に関西的やり取り、、、)

お次は音にまつわるあれこれを掘り下げ制作を重ねている福永敦氏のお部屋を訪問。いろいろ興味深いお話を伺いました。これらは擬音をテーマにした作品です。

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そしてちょうどこのアトリエで制作している2人の展覧会が開催されておりそちらにも伺うことができました。

前出の三家氏の作品。立体と平面それぞれの作品の持ち味が上手く引き出されている展示です。

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こちらは上田尚宏氏の衛星からの音を受け取りそれらを読み取るといった難解な作品。(その時はちゃんと理解していたはずなのだが、忘れている、、、)難解ながらセンスの良い展示で構えることなく興味深く鑑賞することができます。

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他にもいん石モチーフの平面作品や”クオーツ時計”と”クオーツ”を使った作品などなど、様々な角度からの試みで制作されている作品が並びます。

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出会った3人はベルリン暮らしも長く海外で頑張ってて日々戦ってます。でも皆そんなことを表に出さず淡々と、そして肩肘張らずに制作に向き合っている感じにとても好感が持てました。誰もかれも海外に出て行った方がいいなんてもちろん思わないけれど、やはりアーティストにとってどんな形であれ外に出て行くチャンスは大切にした方がいいと強く思ったアトリエ訪問でありました。みんながんばれ~!
2013/11/17

ベルリン(3)

この日は大西氏のナビの元ベルリンをグルグル。まずはハンザ地区にある集合住宅を眺めながらの散策です。ここは第2次世界大戦後この地区の再開発として世界各国53名の建築家が集合住宅を手掛けた場所なんだそう。グロピウス、アールトなどなど錚々たる建築家が設計した集合住宅には今ももちろん多くの人が暮らしています。巨匠たちの設計した家に住むってどんな気持ちなんでしょう???

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「わ~~ん!このお家シュテキ~~!」と思わず声を上げてしまったこの建物。でもこちらは新しい建築だったみたい。

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角度を変えて、、、カッコ良すぎる、、、

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さてベルリンの塔といえば戦勝記念塔。散策途中に遠くに見えていました。映画の中で天使が座ってたとこね。(立ってか座ってたか記憶が定かではない。)写真ボケてます。

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もう一つの塔はテレビ塔。京都タワーくらい違和感を覚えたのは私だけであろうか。。。

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2013/11/16

ベルリン(2)

短いベルリン滞在中でかなり楽しみにしていたハンブルグ駅現代美術館へ。ここはかつてベルリン~ハンブルグ間を結ぶ鉄道のターミナル駅だった建物を再建した美術館。(そういえば梅田駅北ヤードにあった電車の車庫をそのまま現代アートの美術館にしたらどんなにかっこよかろう、と妄想していたのですがなくなっちゃいましたね。)

建物自体もとても美しい。

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中に入るとさすがは元駅だけあってヒュ~~ジ&カッコイイ!

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中では常設展といくつかの企画展が同時開催中。その中でもヨーゼフ・ボイスの常設展の見応えすごし!(後から調べると2007年にこの美術館で大規模な回顧展が開かれていたのですね。)ドュッセルドルフとか行くともっとすごいことになるんでしょうか。。。

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これでもかっというくらいのヨーゼフ作品を堪能した後、違う空間での企画展へ。ここでもアンセルム・キーファーやらアンディ・ウォホールやらサイ・トンブリーやら現代美術を代表するアーティストの作品が押し寄せてきます。もうお腹いっぱい。。。

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建物内の照明?と思いきやこれはダン・フラヴィンの作品でした。

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鳥、、、

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2階にある空間で開催中のMARTIN KIPPENBERGERの白の世界にキュン。。。

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とひとしきり感動しまくった後、美術館内のカフェでお茶をし、外に出たらすっかり夕暮れ。

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なんて贅沢なひと時。。。