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2015/02/12

最近の乱読日記から

久しぶりに読んだ吉本ばなな氏の新刊。「泣くぞ泣くぞ」と話の冒頭思いきや泣きませんでした。なんでバリ島のあの有名人の下りが必要だったのか???私個人的には謎が残ります。どっちにしても「キッチン」を読んで号泣したのは遠い昔だものね。もうあの頃のピュアな心はオバチャンにはないの。と、やさぐれ感を漂わせていたら、、、

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出会ってしまった直木賞を受賞した「サラバ」。私は初めて西加奈子氏の作品を読んだんだけど、これすっごい面白かった!!!そして最後ほろりと泣けるのです。ほろりじゃなかったな、、、う、う、う~って感じ(笑)本屋大賞にもノミネートされているのでそのまま大賞にも選ばれて欲しいな。

そして突如やってきた私の中の西加奈子祭、、、手あたり次第買って読みふけっています。だいぶ前に書かれたエッセイも一人笑いながら(そのため電車で読むことは自粛)「自分、めっちゃおもろいわ~」とツコッミつつ読了。関西弁のニュアンスって上手く伝わらないことが多いんだけど、読む方はなおさらかも。微妙なイントネーションがすべての雰囲気を物語っているといいましょうか。あ~関西に生まれて良かった~~!ビバ!関西!ビバ関西人!

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そして速攻読もうと楽しみにしていたこちら、さえも、、、西加奈子祭のお蔭で後回し。そう、村上春樹氏によるチャンドラー新訳で、さえも、、、ちょっとデュシャン風にゆってみました。

しかしフィリップ・マーロウはめんどくさい人ですね(笑)新訳シリーズ全部読みましたが、パターンありますね、こういうのって。。。

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ひつこいようですが西加奈子氏の「サラバ」のお話アゲイン。感動するだけではなく中で出てくる映画や本のタイトルにも反応してしまったのです。私が影響を受けた映画の一つであるウッディ・アレン監督の「インテリア」そしてダイダイダイだ~い好きなジョン・アービング氏の「ホテル・ニューハンプシャー」(これは他の西氏の本の中にも発見)などなど。だからという訳ではないのですが、ジョン・アービング作品にあるハチャメチャな家族設定の中でおこる、これまたハチャメチャなストーリーの中に見出す深い人間愛と同じようなものを感じてしまったというか。まだまだ祭りは続きそう。。。
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コメント

非公開コメント

デュシャン調のチャンドラーのくだり、電車の中で吹き出しちゃいましたよ〜。
私もいつも奥村さんのブログ読む度に関西に生まれた幸せ噛み締めてますよ。
奥村さんのオススメとあらば西さん読んでみよう!

えりさ~ん!

ぜひぜひ読んでみてください!
サラバで感動泣き、エッセイで笑い泣きすること間違いなしですよ~

今日、サラバ買いました!!
さぁ、読みますよ~笑
奥村さんの情報、有り難いです( 〃▽〃)

秀子ママ様!

ど~しよ~情報提供者としてプレッシャー!
でも私推薦作品と言うより直木賞受賞作品だし、私がプレッシャー感じることないですね(笑)