allier Art adviser KUMI OKUMURA

CONCEPT

美しく暮らしお気に入りのアートを飾り、季節や気分でしつらいを変える。ファッションだけ、グルメだけ、そんなの寂し過ぎます。衣食住、そしてアート、どれも絶対ゆずれません。
“LIFE IS ART”を実践する奥村くみのライフスタイルを通じて、アートのある生活の豊かさをお伝えできればと思います。

PROFILE

奥村 くみ

アートアドバイザー

インテリアデザイン事務所アシスタントを経て、大手住宅メーカーインテリアコーディネーターとして、数多くの個人宅、医院、モデルハウスなど手がける。2004年より現代アートとインテリアの融合をめざしてアートアドバイザーの仕事を立ち上げ現在に至る。

CONTACT

アートコーディネート、セミナー等のご依頼はこちらまで。

MAIL MAGAZINE

メールアドレス

instgram

検索フォーム

QRコード

QR

blog

アートアドバイザー【奥村くみ】のダイアリー。
衣食住、そしてアート。こだわりの日々を綴ります。

アートに心が向かう時、心が開く時

少し前の話になりますが7月の東京でのイベントでは実に懐かしく嬉しい再会がありました。私が何年も前に主宰していた「アートでおもてなし教室」の初代メンバーでもあるYさん。当時ご主人の転勤で大阪にお住まいだった彼女、奈良までレッスンに通ってくださっていました。とってもお綺麗な方なんですが、その楚々とした雰囲気とは真逆にレッスンに集まった皆さんを笑の渦に巻き込んじゃうお話の面白い方でもありました。教室を終了してからはお目にかかることもなくなり時折「どうしてらっしゃるかしら?もしかして東京に戻られたかしら?」なんて思い出していました。

さて7月のイベントタイトルを考える時にどうしようとなったんですがなんとなく「ホテルのアートを自宅にも」しか思いつかず、これってそのままやん?と自己ツッコミしながらもう少し良いタイトルが浮かんだら変えようかなと思ってました。でもなかなか浮かばなくて告知をする際にも「仮称・ホテルのアートを自宅にも」で始めたのです。小難しい、小洒落たタイトルにせねばならないとの思い込みは私も少しはアート業界に慣れてきたから?(笑)でも結局そのまんまのタイトルだからこそ、皆さんにイベントの主旨をストレートに伝えることができたようです。

そしてそのお一人がYさんだったのです。久しぶりにメールをくださって(やはり神奈川に戻っておられました)その内容は「イベントタイトルにビビッときたので是非伺います!賃貸ですが思い切って作品を購入します!」とのこと。すごくすごく嬉しくて私のこと覚えていてくださったんだ~アートと暮らすってこともずっと心に留めてくださってたんだ~と再会を心待ちにしていました。

久しぶりに会うYさんは相変わらず美しくて楽しくて懐かしくて2人で大盛り上がり。「お久ぶり~!」の挨拶も早々に彼女から「実は状況が大きく変わり、主人の両親が暮らしていたお家を住み継ぐことになったんです~!なので壁がいっぱいなんです~!」と告げられました。Yさんも急展開な状況に戸惑いつつもお引越しに向けてワクワクなさっている様子。私も俄然張り切っちゃいますよね(笑)

「古いお家で内装もちょっと昔の感じで壁が板なんだけどアート合うかしら?」なんて当初ちょっぴり心配もあったYさんですが、素敵なアートの展示を前にテンションマックス!実に楽しくアートショッピングしていただき私もそのご様子を拝見して本当に幸せな気持ちでいっぱいになりました。

そして9月に引っ越しを終えたYさんから昨日画像が届きました。どの作品もYさんの愛情がたっぷりと注がれキラキラしています。こんな風に前の世代が大切にしていたお住まいを住み継ぎ、アートを飾ることによって新しい風を空間に吹き込むってなんだかとても素敵なことに思えます。

まずは平体文枝氏の作品です。

IMG_6444 (500x500)

玄関の小さなニッチには横溝美由紀氏の作品を。

IMG_6445 (400x500)

私がNYのスタジオで選んできたたちばなひろし氏の作品です!

IMG_6446 (400x500)

そしてその後お立ち寄りいただいた大西伸明氏の展覧会でも新作のこちらを購入してくださいました。

IMG_6443 (400x500)

なんと同時に4点の作品をお決めいただいたのです。でもそれは大人買いでも散財でもなくそれぞれの作品に心底ほれ込んでくださったから。。。今回のことでつくづく思いました。

アートを買うというということはアートに心が向かう時・心が開く時なんだなって。そのタイミングがすごく大切なんだなと。Yさんは私の教室でアートと暮らす大切さみたいなものを体感してくださっていたからそのタイミングにご自身が気づき、躊躇することなく4点の作品を購入してくださったのです。

「いつか運命のアートに出会うまで待ちます」という方は私の知るケースではその後もアートと暮らすことはありません。おそらく一生ないでしょう。常日頃からスタンバって感覚的に「あ、これだ」「あ、今だ」とアートに心が奪われる瞬間を逃さないことが大切なんです。漠然と”いつか”ではアートだって歩み寄ってくれないんです。だってアートは実は生き物だから。。。(笑)

アートとの出会いのタイミングを逃さなかったYさんは今アートと暮らす楽しさをじわじわと感じておられるはずです。

今週末に迫ったART NAKANOSHIMAでも多くの方とアートのご縁が繋がりますよう。。。



2018.10.17 | | コメント(0) | トラックバック(0) | Art selection

セブンアカデミーセミナー無事終了しました

昨日世界文化社さんが主催するセブンアカデミーのセミナーを無事終了しました。ご参加いただきました皆様ありがとうございました。秋の連休の最終日、なにかとお忙しい中お集まりいただき心から感謝申し上げます。お洒落で素敵なマダムたちでお席が満席となり大感激!なにより皆さんとても熱心に耳を傾けてくだりメモを取られるご様子に胸が熱くなりました。

終了後は拙書をお読みいただいた皆さんから温かなお言葉や感想をいただきウルウルっとなってしまいました。サインもお求めいただいたのですが、こればかりはなかなか慣れることができずなんだかヘンテコなサインになってしまい申し訳ありませんでした。
人生でサインをする日が訪れようとは、、、本が出版されて一年近くが過ぎようとしているのにまだ不思議な感じです。

たくさんのご質問をいただいたことも嬉しかったし、1月、7月にMA2ギャラリーで開催したイベントに来てくださった方や作品を購入してくださった方々も駆けつけてくださったことにも感激したし、帰りの新幹線では幸せな気持ちで帰途につきました。

さて本が出る前までは東京でのイベントは難しいと思い込んでいました。時折マナトレーディングなどでのセミナーを開催していたものの、あくまでインテリアが中心でどちらかと言えばアートは添え物。関西では地道な努力(自分で言うか!?)とお客さまや奥村アート塾生、そして周りの仲間に助けられフェアを開催するところまで漕ぎつけていましたが、東京で一からそんな人間関係を形成するのは絶対に無理と思ってたんですね。これは1月のMA2ギャラリーのイベント前にも書いたので省きますが、奥村アートフェアに関してはあくまで大阪ドメスティックにこだわっていました。

それには東京のアート関係者に「関西なんかで現代アートが売れる訳がない」と言われることが続いてすっかり気持ちが萎縮してたことも一因でした。私なんかが東京でなにかやっても受け入れてくれないだろうなと。でもそれって完全に私の思い込みでした。東京でイベントにやセミナーにお越しいただく皆さんは関西の皆さんと同じような素敵な雰囲気を纏っておられる方ばかり。すごく似ておられて、関東、関西全く関係ないのです。レッテル貼をされた私が勝手にレッテルをはっていたのかもしれません。口々に東京でもアートイベントを開催してほしいと言っていただき涙が出るほど嬉しかったです。

昨日も「アートを買いたいので自宅の画像を用意してきました」と仰る方にすでにアートを購入した方がご自身のお家のアートの画像をお見せになって、盛り上がっていたり、、、「あれ。これどっかで見た風景?」そう関西でのフェアの様子とまったく同じなんです。昨日はセミナーだったので実際に作品を選びながら盛り上がるといったことはなかったのですが、こんな出来事にも密かに感動を覚えました。

IMG_6184 (375x500)

昨年12月に本が出てから今年はジェットコースターのような勢いで秋まで走ってきました。1月には出版記念イベントやるぞ~ってわ~っとなって、出張NY行くぞ~ってわ~っと行って、夏のイベントやるぞ~ってわ~っとやって、もうすでに1年終わって「良いお年を」てな感じですが、メインイベントはまさにこれから!

ファイナルはART NAKANOSHIMA!!! 帰ってきたぜい!大阪!的な、、、

今年から上のようなフェスを意識した?リストバンドをご用意してます。(ちなみにドリンクチケットも大人な感じに刷新)これを付けていればいったんご入場いただいた方も再入場いただけます。

さあ!関西の皆様、アートで盛り上がりましょう!!!

2018.10.09 | | コメント(0) | トラックバック(0) | News&Event

ART NAKANOSHIMA 2018

やっと秋らしい風が吹き始めました。そして今年もART NAKANOSHIMAの季節がやってきます!今年も私がどうしても関西の皆様にご紹介したかった作家の作品(関西初上陸の作家も!!!)やいつも皆さまに大好評の作家の作品まで、例年同様

上質で洗練された大人のアートがずらりと並びます。今年のラインナップも痺れます!!!本当にカッコいいんです~~~!

今年はエントランスコーヒーさんの薫り高いフェアオリジナルコーヒーに加え、谷六の知る人ぞ知る名店シャンパーニュと自然派ワインのhapoさんにも出展いただきます。そちらもどうぞお楽しみに!

また今年からは入場と同時にお洒落なリストバンドを用意しておりますのでそちらを付けていただくと再入場していただけます。何度でも会場にいらしてください(笑)!エントランスにはインスタスポットも準備しておりますのでどんどん投稿してくださいね!

昨年よりさらに心地よくゆっくりそして楽しくアートを楽しんでいただけるようウエブディレクターのまりちゃんといろいろ考えてみました(NYでもそんな話ばっかり。泉のようにアイデアが湧いてくるんですもの!笑)

IMG_5567 (400x500)

そしてこのフェアのウリの一つが具体的にインテリアとアートのご相談をお受けするサービスです。ご自宅にアートを検討なさっておられる方は、ご自宅の画像を携帯でお持ちください。その場でアドバイスさせていただきます。 また作品は随時掛け替えていきますので2日目でも大丈夫です!例年日曜日の10時~13時頃はお客様が少なくなるためこの時間は逆に狙い目ですよ~!

IMG_5566 (400x500)

ご案内のハガキがなくてもどなたでも入場していただけますが、ご希望の方がおられましたらインスタグラムのDMまでご連絡くださいませ。

ギャラリスト、フェアスタッフと共におもてなしの心で皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。皆様にお目にかかれますのを心より楽しみにいたしております。  奥村くみ



2018.09.12 | | コメント(0) | トラックバック(0) | お知らせ

セブンアカデミー講座のお知らせ

東京でのセミナーのお知らせです。

「インテリアセンスをブラッシュアップ」~暮らしにアートを取り入れて
10月8日(月)13時~14時半

お申込み、セミナー詳細につきましてはこちらのHPからお願いいたします。

*ライフスタイル・おしゃれのカテゴリーから検索してくださいね!講座番号は180050です。

豊富な実例と共にアートの飾り方やインテリアセンスをブラッシュアップする方法をお話します。皆様にお目にかかれますのを心から楽しみにいたしております。



2018.08.28 | | コメント(0) | トラックバック(0) | お知らせ

Welcome to New World!!!

先日のイベントでは初めてお目にかかる方がほとんどでしたが、一方で1月のイベントに来てくださった方もたくさんリピートしてくださってとても嬉しかったです。アートと暮らし始めて皆さん更にキラキラされた印象で、やっぱりアートと日常共にするということは大切なことだと改めて思いました。内面から美しくなって外に溢れてくる感じ、、、アートにはエステ効果だってあるんですよ!(笑)

さてそんな方々のお一人であるYさんから今回購入いただいた平体文枝作品の様子が届きました。1月にファーストピースとして大西伸明氏の版画作品を購入されたのに続いて2点目のアートです。

IMG_4511 (400x500)

平体さんの作品を購入する際に「2点並べて大丈夫かしら?」と相談を受けたのですが、私にはすぐにその光景浮かんだので「ぜったい合う!」と断言。ぴたりと納まりとても喜んでおられることに一安心でした。

今回は平体さんが3日のうち2日在廊してくださいました。もう長いお付き合いになりますが、平体さんは東京在住のためなかなかゆっくりお話する機会がないのです。なので今回お客様と一緒に制作の話を聞くことができて私も勉強になりました。

この作品タイトルは「つながる」 平体さんらしい潔く力強い線が印象的な作品ですが彼女曰く「線を描き出したら止まらず振り返らず描き上げる。そうやって描いた線は良い作品になる。人生と同じ!」」と笑いながら話していてYさんと一緒に「なるほど~」と深く納得。

IMG_4503 (320x240)

さてこの絵を購入されてからYさんにはこのタイトル通りの”つながる”経験がアートを通じて続いたそうで驚きのメールが届きました。それはもちろんアートが繋いでくれる縁なのでしょうが、アートと暮らす経験が新たな世界の扉を開けてくれたのだと思うのです。アートを買って飾って、そんな経験がなければ出会わなかった人たちと普通に気軽に話せるなんて新たな世界以外のなにものでもありません。最初に言ったようにアートと暮らしだすとキラキラするってそういう影響も無関係ではないと思います。新たな世界を知るってことはいくつになっても良い刺激になり心に新鮮な風を吹き込んでくれますものね。

アートと暮らして新たな世界の扉を開けましょう!楽しいですよ!!





2018.08.17 | | コメント(0) | トラックバック(0) | Art selection

どんどんセンスが磨かれる

イベントが終わった後、皆さんから送られてくる作品の写真がとても楽しみ。東京ではお嫁入りした作品たちを見届けることなく関西に戻るため「どんな風に飾られたのかしら?」「ちゃんと飾り方のコツお伝えできてたかしら?」なんてちょっぴり心配しながら報告を待っているのですが、そんな心配は無用で皆さんとてもバランスよく上手に設置なさっています。

コレクションを増やされる度にメキメキ飾り方が上達なさる方もいて、アートと暮らすということは生活全般のセンスブラッシュアップにもなるのだと改めて思うこともしばしばです。セミナーでもよくお話するのですが、アートを飾ること”引きの視線”が養われ、空間全体のバランスをうまく捉えることができるようになります。壁に作品を飾った時、少し離れて確認しませんか?それがとても大切なんです。そこがいつも私の言う”インテリアセンスを磨くならテーブルコーディネートレッスンよりアートを一枚飾ることの方が近道”たる所以なのです。これも何度も言っていますが、私は決してテーブルコーディネートを否定してる訳ではなく、テーブル上の小さな”寄りの視線”からインテリア全般に目を向けるのは意外に難しいと、インテリアコーディネーターだった経験上知っているからです。

さてそんな中のお一人H様から届いた画像がこちら。今回のイベントで向かって左下の吉岡千尋氏の作品をお決め頂きました。

  fc2blog_20180812165058a0ds (350x350)


夏らしい色の作品を複数飾り、本を重ねて小さな花器をちょこんと乗っけたしつらいがとても素敵。元々センスの良いHさんですが、作品が増えてきて様々な飾り方を試行錯誤なさったり、下に置く”受け”をあれこれ考えているうちに飾り方がより洗練されたようです。洒落た演出に私もハッとさせられました。

アートと暮らし始めると些細な日常の光景にも敏感になります。そういう気づきはとても大切で、普段使っていない脳の隅っこや心の端っこの方に信号が送られてくる感じ。そういう言葉で上手く言い表せない”なにか”をどうにかしてずっと発信していって、多くの方にアートと暮らす楽しみをお伝えしていきたいな~といつもいつも思っています。

2018.08.12 | | コメント(0) | トラックバック(0) | Art selection

奥村惚れこみブランド

ここ最近、作り手や扱っている人に惹かれて身の回りの品を購入するようになりました。もしかすると作り手の魂みたいなものが直結しているアートを10年以上に渡り扱ってきたことも影響しているかもしれません。インテリアや洋服にしてもブランドは関係なくそれを扱っている人にまずは興味があって、さらに惚れこんで買うケースが増えてきて、そのことを自分でもちょっと嬉しく思っているのです。

そんな私の”惚れこみブランド”の一つが女性2人で立ち上げたお洋服のブランド”deux clefs"さん。ここ数年洋服購買意欲がめっきり減ったことはこのブログやIGでも周知のことですね(笑) 買わなくなった理由は数々あれど心底欲しいと思える洋服が少なくなった事、そして全く話の噛み合わない店員さんから洋服を買うのがしんどくなったという2つの理由も加わりました。

そんな中IG上で見つけたのがこちらだったんですが、センスの良さが投稿写真からもビシバシ伝わってきていつかこの女性たちが作る洋服を着てみたいと思うようになったのです。店舗持っておらず年に二回のオーダー会を東京で開催なさっています。残念なことにいつもタイミング合わず伺うことができなかったんですが、今回エイっと見切り発車で画像だけでオーダーしてみました。そして昨日届いた秋冬のセットアップがこちらです。もう大満足~のお買い物!!!

IMG_4311 (500x500)

今年の1月のイベントにこちらのTさんが遊びにきてくださって初めてお目にかかりました。デザインなさっているお洋服のイメージと同じくと~~っても美しく素敵な方なんです。もちろんいで立ちもそれはお洒落で華がある!実は以前私のブログをご覧いただいていたという偶然も重なって(ここでも伏線上にアートが存在しているというお話。ややこしいので省きます。←省くのか!?)なんだか初めて会った感じがしなかったんです。

さて先日のイベントにはお2人一緒にきてくださいました。もう一人も本当に素敵な方!!まさにお洒落でセンスの良い美女2人(最強だ、、、)が手がけているブランドなんです。

その際にTさんが横溝作品を決めるかどうかとっても悩んでらして「どうしてもあきらめきれなかったら明日も来ます」という言葉を残し立ち去っていきました。そして最終日ドアが開いてTさんが来てくれた時の嬉しさったら!!!で、決めてくださったのがこの白の作品です。

IMG_4069 (500x500)

ぴったり過ぎてオソロシイ!ここにこの作品でしょ!くらいのハマりっぷり。なによりこのインテリアの素晴らしさに感動です。これを拝見してこのインテリアの感性を持ってるからあのお洋服を生み出せるんだと合点がいきました。どう住まうか何を選ぶかはやはりその人に大きく影響しているのですね。衣食住アートのバランスをしっかりとってる人の作り上げるものは必然的にクオリティも高くなるし、センスもとびきり良くなるのだと改めて思ったのです。

という訳でさらにファンになってしまった私はせっせとdeux clefs関西受注会に向け布石を打つことにしました。関西の皆さん是非実現させましょう!(て、勝手に言うてるし、、、)




2018.08.01 | | コメント(0) | トラックバック(0) | Fashion

アートは時に魂を救ってくれるのです

この仕事を始めてからアートを通じ多くの出会いや感動する出来事に出会いました。その都度アートが運んできてくれるご縁はすごいものだと実感していたのですが、今からお話する出会いは実は私の心の中にそっとしまっておこうと考えていました。それほど私にとっても心震える出来事で、作品を買ってくださったお客様、私、そして作家だけで共有する、そんなアートを取り巻く物語があってもいいのでは思ったからです。

でもそのお客様(I様)とやり取りするうちにずっと大切にしてきたこのブログの場所でお話させていただきたいと強く思うようになりました。I様にもご承諾をいただいたので少し長くなりますが綴らせてくださいね。

少し前にインスタグラム上である方から「亡くなった夫が奥村さんのIGに出会わせてくれたような気がする」というコメントが入り、そこには「自宅のアートを考えているので東京のイベントに伺います」といった旨も添えられていました。当初私は勝手にご年配の方かと思っていたんですが、イベント2日目の夜に「明日中学2年生の娘とまいります」と連絡があり、まだお若い方なのだとその時初めて知りました。

猛暑の中最終日にギャラリーの扉を開けて入ってきてくださったその方はキラキラしたとてもとても美しい方でした。一緒に恥ずかしそうに入ってきたお嬢様もとっても可愛くて利発な感じの女の子。なんて素敵な親子なんだろう、そんな第一印象でした。

お話を伺うと3年前にご主人様を亡くされやっと気持ちが前に向かってきたので当初リフォームを計画なさっていたのとのこと。でも私のインスタグラムに出会ったことがきっかけで、ご主人様の残してくださったお住まいをしばらくはそのままにしてアートを飾ることで気分を一新されようと思い立ったそうで、責任重大の依頼です。

ところがお嬢様はあまりアートを買うことにあまり賛成ではないのだとか。おじいさまの残された作品がずっとリビングに飾ってあってしかも大層お気に入り、さらには絵を描くのが大好きなこともありお住まいには自分の絵を飾るものだと思ってらしたのです。私は彼女の心の中まで推し量ることはできないけれど、お父様と過ごした思い出がアートを掛け替えることで消えてしまうと思ってらしたのかしら?なのでゆっくりじっくり慎重にお嬢様に作品をご覧いただくことにしました。

しばらく時間が経ってから「お嬢様はどれが一番お好き?」と尋ねると迷わず吉岡千尋作品を指さして「これ」と仰るのです。その作品の雰囲気がお嬢様にぴったりだったんでなんだかとても嬉しくなってしまいました。一方のお母様のI様は完璧に作品選びのイニシアチブをお嬢様に渡しておられてちょっと不思議な感じがしたんですね。後で理由を聞いて納得しました。

少し文章を要約していますが以下のようなお話でした。

「打ち明け話ですが、イニシアチブは敢えて娘に取らせるように仕向けました。自分と同じく今を生きるアート作品に対して傍観者でいて欲しくなかったのです。アートを自分の感性を前開にし、選ぶ。そして家に迎え、自分が選んだアートと共に人生を送る、そういったことを伝えたかったのです」

IMG_4179 (500x500)

これがお嬢様が選んだ記念すべきファーストピースです。ギャラリーで「じゃあ、これはママがプレゼントしてあげるわ」とI様が仰ったときの嬉しそうなお顔ったら!!!作品が届いた日に早速ご自身で飾り、お嫁に行くときも一緒に連れて行くとI様に話されたそうです。作品も本当に幸せものです。

さて2人共お気に召された横溝美由紀作品がありました。リビングの壁に飾ろうという話になったんですが、お嬢様の作品を壁からなくしてしまうのもなんだか違うなと思ったんですね。その時に以前横溝さんから聞いた話を思い出しました。横溝さんのお嬢様が展覧会の時に「なんでママの絵ばかりで私の絵は飾ってくれないの?」と拗ねてらしたという話。その話を伝えて「そうだMちゃんの作品もここに一緒に飾ったらどう?」と提案してみたんです。携帯でお嬢様の過去の作品をいろいろ見せてもらって横溝作品の中にある色とリンクする作品を選び「これ2点並べるとすっごくカッコいいと思う!本当のアーティストの作品と自分の作品を並べてみると勉強になるかもしれないよ!」と説明するとお嬢様の目がキラキラしてきました。

IMG_4182 (500x500)

そんなやり取りで設置してもらったのがこちらです。(ちなみに設置にはMA2ギャラリースタッフのめいこちゃんが行ってくれてその想いを汲んですごくこだわってくれたんです!!)

これは現代アートを購入した際の正しい飾り方かどうかはわかりません。でも正しいってなんでしょう?アートと暮らす素晴らしさは作品が住まい手の心を癒し勇気づけ優しい気持ちにしてくれることにあります。そういった意味で私は今までの仕事の中である意味一番正しい設置だったように思うのです。

部活から帰ってきたお嬢様は本当に嬉しかったご様子で「うわ~~~!すごい!すごい!私の絵と並べて良かったの?すごい素敵だ~」と大興奮なさったそうなんです。そして夕方西日が入った光景に感動して「日差しと影が絵にきれいに写っているから写真撮ってくみさんに送って!」と追加で画像が届きました。

アートと暮らす喜びはそこにもあります。一日のうちにいろんな表情を見せるアート。その美しさに気づき感動する、そんな毎日を過ごすことはなんて素晴らしいことでしょう。誰に教わるでもなく新たな作品が届いたことでMちゃんがすぐにそれをわかってくれた事、これにも私は深く感動を覚えました。

そして、、、最後に選んでくださった坪田昌之作品がこちらです。

IMG_4180 (500x500)

今まで坪田さんの作品はたくさん見てきたけれどこの濃い茄子紺の色は初めてだったんです。とってもカッコ良くて渋い作品で何人かのお客様がお気に召されたんだけどなぜか決まらない。なんだか誰かを待っているようなそんな感じが作品から伝わってきていました。

I様親子がなぜこの作品に引き付けられたのか、それは亡くなられたご主人様のイメージがそこにあったからなんだそうです。「これ、まさに夫のイメージなんです」「うん、パパだよね~」そんなやり取りのあと見せていただいた写真にはダンディーでお優しそうでとっても素敵なご主人様の様子が、、、あ~そういうことだったんだ。この作品は2人を待ってたんだ、やっとその時わかりました。

子育てをしながらご主人様の闘病を支え、その後の疲労から体調を崩され大変な日々を過ごされてきたI様。でも私が一番すごいと思うのはそのご苦労が外に微塵も出ておられないこと。過ごした時間は長くなくても深い深い愛をご主人様がI様に注いでいたからこそ悲しい日々を経てもなお輝いておられるのでしょう。そして長文のメールをやり取りしているうちにI様の内面の美しさに触れ心持はその人を美しくするのだと改めて思ったのです。

「葬儀の時に一生分泣いて、ほとんと泣けなくなっていたのがソファで作品を観ているうちにいろんなことがあたたかいものに変化して胸に溢れて涙が止まらない」そんなメッセージに私も泣きました。

東北大震災の時多くのアーティストがアートの無力さを嘆くツイートなんかを目にしました。正直悲しみのさ中にいる時にアートはなんの役にも立たないでしょう。私だって悲しみのさ中にいる時にアートを眺めて心が癒されたかというとそうではありません。

けれどいろんな苦難から立ち上がろうとする過程でアートは私たちを癒してくれるものだと信じています。

そして少なからずアートは人の心を救済してくれるのだとも信じています。

この仕事を続けていく意味を今回の出来事は私に今一度教えてくれました。

I様に心からの感謝を込めて。












2018.07.28 | | コメント(0) | トラックバック(0) | Art selection

沢山のご来場誠にありがとうございました!

東京でのイベントが無事終了しました。オソロシイまでの暑さの中おはこび頂いた多くの皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。そして今回も多くの作品たちが素敵なお客様の元に嫁いでいきました。お買い求めいただきましたお客様に重ねて深く感謝申し上げます。

ご入金確認させていただきました皆様にはメール、あるいは電話を差し上げております。もしかすると迷惑メールに入っていたり、携帯に知らない番号が残されているいるかもしれませんのでご確認くださいませね。

さてこの猛暑。本当にどなたもお見えにならなかったらどうしようと思っていました。毎回イベント前には気弱になるのが恒例化していて何年経ってもやっぱりそうなっちゃいます(笑)。けれどイベント前に開催したパレスホテルプチツアーを皮切りにイベント期間中、外の暑さを上回る皆さんのアートへの”熱さ”でギャラリー内が包まれました。本を読んでくださった方もたくさんいらしてくれて「本を読んでライフスタイルに対する考えが変わった」とか「毎晩寝る前に読んでます」とか涙が出るような感想を口々に寄せていただきました。

そんな中インスタグラムを見ていらした方がほ~んとに多かったのでビックリ。少し前までブログを読んでくださった方が作品を購入してくださるケースが多かったのですが、それが今ではIG上でも同じようにアートにご興味を持ってくださる方が確実に増えていました。職人気質?の私はブログの方が心情を吐露しているような感じがあって、IGでは希薄な人間関係しか生まれないだろうし、私からアートを買ってくださるという信頼関係みたいなのも築けないだろうと思い込んでたんですね。けれど私自身IGを通じて「この人に会ってみたい!」「この人の作っているものを見てみたい」「この人の教室に参加してみたい」と強く思うことがここ数年多くなってきたのも事実。思えばIGでは自分の中で厳選した画像をアップしているので、その人の感性がわかるし、コメントなんかを読んでいるとその方のお人柄なんかも伝わってきますものね。そんな訳で私のIGをフォローしてくださっている多くの方に実際にお目にかかりお話することができたこともとても嬉しいことでした。

話は変わりますが私のイベントでは通常のアートの展覧会と違い売れた作品はどんどん差し替えていきます。なので日々新たな作品も加わってきます。皆さん初日に来ないと良い作品には出会えないと思っておられるようですが、一概にそういう訳でもないんです。でも今回改めて思ったのは作品は自分の居場所を自分で選ぶんだな、ということ。とっても良い作品ですごく気に入ってくださったお客様もいらしたのになぜか売れない。でも今回その時の作品がかもし出す気配みたいなものを幾度となく感じることができました。というか最近感じるようになったというべきでしょうか。作品が言うんです。「大丈夫私はもうすぐお嫁に行くから」って。

そんな感じで迎えた最終日にも誰かを待っていたたくさんの作品たちがお嫁にいきました。どのお客様とのやり取りも感動的で、中にはずっと心の中にしまっておこうと誓ったお客様の言葉もありました。

本当になんて素晴らしい3日間だったのでしょう!!!さっ!次は大阪ですよ!!!

10月20・21日今から空けておいてくださいね!

しかしさあ、ついにアートの声まで聞こえるようになったらホント教祖よね。。。怖いわ、自分でも。

2018.07.19 | | コメント(0) | トラックバック(0) | News&Event

センスはどうやって培われるか論争

ここ最近私の周りで「センスはどうやって培われるのか」というちょっとした論争?が続きました。「日々、センスを磨く日々」という本を出版しておきながら私のセンス磨きの旅は続いています。以前にも書きましたがタイトルに”日々”を入れたのは私も頑張ってるから読んでくださる方も一緒に頑張ろうと共感してもらえたら嬉しいなとも思ったから。むしろ出版してからの方が頑張ってる感じがします(笑)

さて今年に入ってから3つほど東京から取材の話がありました。そのすべてに共通するのがメールを読んでいると私が都心に住んでいると勘違いなさっているということ。「せっかくのお話ですが私は奈良在住、しかも明日香方面の田舎ですが本当によろしいんですか?」と返信すると「奈良なんですね。てっきり関東かと思い込んでいました。すみません、またの機会に」と、これまた皆さん仰られる。「是非取材を」と連絡する段階で一応どういう人なのか調べてからにしてほしいな~の思いはちょっと横に置いといて、私が感じたのは「なんで自分たちの感性に響くのは都心に住んでいる人だ」とレッテル貼してるんだろう?てこと。本当に不思議です。

ちょっと話は逸れますが先日車で30分のところに住むとても可愛い女性のところに粽づくりを教えてもらいにいったんですね。彼女は私のアート塾に参加してくれたことがきっかけとなり、ART NAKANOSIMAで作品も購入してくれました。お菓子作りがプロ並みでテーブルウエアのセンスも抜群なんです。ここしばらく深刻な料理スランプに陥ってた私が彼女のお家にお邪魔してなんだか俄然やる気が湧いてきたくらい刺激的な訪問でした。

彼女の住むエリアは我が家のそれと似ていてとても古い田舎の集落。ご主人様のご両親の住む立派な日本家屋の一部を素敵にリフォームして生活をしています。私の取材話もそうですがインスタなんかを見ているときっと都心に住んでいるんだろうとイメージされるでしょう。なんだか変な話です。日本どこにだって素敵なセンスの持ち主はたくさんいるんですから。都会に住んでいるから、高級住宅地に住んでいるからといってすべての人がセンス抜群の生活を送っている訳ではないでしょう。センスは環境だけに左右されるものではなくお金で買えるものでもありません。だからこそセンスを手に入れるって難しいのです。

そんな話も交えつつのセンス論争だったんですがどこでも結論は出ず仕舞。私もずっとそのことを考えてるんですが、いろんな刺激を受け続けること、センスの良い人に会い続けること、真似っこして自分のものにしちゃうこと、やはりそれにつきるのかもしれません。十分な大人が人の真似ばかりするのもどうかと思いますが、逆に真似されることがあったとしたら幸せな”センス・ギブ&テイク”ですよね!だから私も好きっと思ったらどんどん真似っこするし、自分の好きっと思うものもどんどん発信して真似っこしてほしいと思います。

さて〆に入りましょう。感の良い方、御察しの通り。真似っこばかりじゃだめですよ!センス磨きの基本の基は、、、ハイ!

アートと暮らすこと!

そんなアスカーナに住む私の企画するアートイベントも来週末に迫ってきました。東京方面にお住まいの方暑さに負けず是非素敵なアートに会いにいらして下さいね~♡




2018.07.05 | | コメント(0) | トラックバック(0) | Lifestyle

«  | ホーム |  »